イタリアサッカーのレジェンドが、国内で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症を過小評価する発言をし、注目を集めている。
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1980年代のユベントスの黄金期を支えた伝説的ゴールキーパーである元イタリア代表ステファノ・タッコーニ氏(62)が、5月14日(日本時間)に現地ラジオ『スポルティーバ』とのインタビューに応じた。
イタリアは全世界でも新型コロナの被害が深刻な地域だ。感染者数は22万人を超え、死亡者数も3万人以上集計されている。
最近になって政府の封鎖令が緩和されたものの、一日当たりの感染者数は依然として100人を超えている。
このような国内の状況にもかかわらず、タッコーニ氏は「私にとってコロナウイルスはただの風邪に過ぎない」と発言。続けて「スポーツが再開されることに期待している。それも観客の前でだ」と、現実からかけ離れた願望も述べた。
現在、セリエAをはじめとするイタリアのスポーツ界は再開のための準備に取り掛かっている。セリエAはリーグ再開日を6月13日に設定しているが、5月に入り再び選手内部で感染者が発覚していることから、再開が可能かは不透明だ。
社会の雰囲気をまったく意に介さないタッコーニ氏の無神経な発言は、賛同を得られそうにないだろう。
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