モイネロから満塁本塁打の韓国「30-30」キム・ドヨン、侍J先発の髙橋宏斗を警戒「とても良いと聞いている」

野球韓国代表の“スーパースター“キム・ドヨン(21)が大活躍を見せた。なぜ自身が韓国プロ野球最高の打者に挙げられるのかを自らの手で証明した。キューバを飲み込んだ次は日本だ。

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キム・ドヨンは11月14日、台湾の天母野球場で行われた「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」オープニングラウンド・グループB第2戦のキューバ戦で本塁打2本を放ち、4打数3安打5打点を記録した。

守備でも何度も好守を披露した。攻守で完璧なパフォーマンスで発揮し、韓国を笑顔にさせた。試合は韓国が8-4で勝利し、大会初白星に成功した。

これで韓国は1勝1敗。前日、台湾に敗れ雰囲気が沈みかけていたが、巻き返しに成功した。キム・ドヨンは今季KBOで打率0.347、38本塁打、109打点、40盗塁、OPS(出塁率+長打率)1.067を記録し、史上9人目の「30-30(30本塁打、30盗塁)」達成者に輝いた実力を堂々と見せつけた。

キム・ドヨンは韓国が2点先制して迎えた2回二死満塁の2打席目で、一気にスコアを6-0に広げる満塁本塁打を放った。相手は福岡ソフトバンクホークス所属でパ・リーグ防御率1位(1.88)のリバン・モイネロ(28)だ。NPBが誇る“超強力投手”だったが、キム・ドヨンが力で抑えた。

また、5回には右中間方向への安打を放ち、俊足を活かして二塁まで進んだ。右翼手の前に飛んだ打球だったが、キューバ外野陣の虚を突いた。そして、7回には初球を豪快に打ち返し、ダメ押しとなる左越えソロ本塁打を放った。

キム・ドヨン
(写真提供=OSEN)キム・ドヨン

試合後、キム・ドヨンは「何よりもまず、勝利することができて気分が良い。最近の感覚が悪くなかったので、積極的に打とうとした。モイネロ選手の速球が良かった。遅れてはいけないと思い、速球を狙っていた。本塁打が出たので気持ち良かった」と振り返った。

そのうえで、「モイネロ選手のボールが良かった。なぜ防御率1位の投手なのかわかった気がした。今日は運が良かったと思う。打撃の感覚も悪くなかった」と謙虚な姿勢も忘れなかった。

韓国は本日(11月15日)、日本と対戦する。戦力面で一枚上手の相手であることは事実だ。とはいえ、“韓日戦”となれば話が変わる。

現在、韓国は1勝1敗で、台湾が2勝だ。残りの試合すべてに勝たなければ東京に行けない言っても過言ではない。「日本だから」といって勝てない相手ではない。

キム・ドヨン
(写真提供=OSEN)キム・ドヨン

日本の先発投手は髙橋宏斗(22)が予告されている。今季セ・リーグで12勝4敗、防御率1.38を記録し、セ・リーグ防御率1位に輝いた中日ドラゴンズのエースだ。

キム・ドヨンは「まずは良い感覚を維持したい。毎回の打席で集中している。まだどうなるかはわからない。重要な試合だけが残っているので、引き続きこの打撃の感覚を維持したい」と強調した。

また、「日本の先発投手(髙橋宏斗)もとても良いと聞いている。今日のモイネロ選手もボールが良かったが、似ているのではないかという感じている。今日のように、同じ気持ちで戦おうと思う。打席では自分が気を使うことだけに気を使い、ぶつかってみたい」と覚悟を伝えた。

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