韓国政府の文化体育観光部(以下、文体部/日本の文部科学省に相当)が、チョン・モンギュ会長をはじめとする韓国サッカー協会(KFA)幹部に「資格停止」以上の処分を下すことを要求した。
文体部は11月5日午後、政府ソウル庁舎別館でKFAに対する監査の最終結果を発表し、チョン・モンギュ会長をはじめ韓国代表のホン・ミョンボ監督選任過程に関与したキム・ジョンベ常勤副会長、イ・イムセン技術委員長などに対し、「資格停止以上の処分が必要だ」と明らかにした。
文体部は「監査の結果、計27件の違法、不当な業務処理があったことを確認した。これに対して問責(懲戒)、是正、注意を要求し、合理的な改善方案を用意するように知らせた」と伝えている。
また、「チョン・モンギュ会長は協会の業務総括として、監督選任に対する議論を起こし、不正行為者に対する不適切な赦免措置、天安サッカー総合センター建設補助金の虚偽申請などに責任があるとし、重懲戒を要求した」と、チョン・モンギュ会長への処分の必要性を強調した。
同時に、韓国代表のホン・ミョンボ監督選任に関しては「欠陥がある」と再度強調。国家代表戦力強化委員会を通じて改めて推薦する手続きを経てでも再選任作業に乗り出すなど、「欠陥を直す方法」の準備をKFAに伝えたという。
文体部は今年7月、KFAの代表監督選任過程における公正性が大きく物議を醸すと、手続きの問題を調べるとして監査を進めてきた。
10月2日の中間発表では「KFAは代表監督選任過程で関連規定をすべて遵守したと言ったが、特定監査の結果、手続きを無視した不適正な選任問題が確認された」とし、KFAが代表監督選任過程においてを通じて内部規定を遵守しなかったと指摘していた。
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