【ルポ】“日本不買運動”のなかでユニクロ人気が回復傾向…「韓国人の自尊心がかかった問題」

2019年11月12日 社会 #日本不買運動
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「不買運動のおかげで安く買うことができるので、とても良い。だからユニクロに行く」

韓国で行われている“日本不買運動”の直撃を受けるユニクロが最近、“慰安婦嘲笑”論議まで巻き起こしたことで、専門家たちはユニクロがすぐに韓国市場から撤退することになると予想した。

【画像】ユニクロが慰安婦を嘲笑? 韓国版CMだけ字幕が違う

しかし一部では、ユニクロが大規模な割引イベントを行いながら、撤退どころか一部の層から支持が高まったという意見も少なくない。

共に民主党パク・グァンオン議員が発表した資料によると、ユニクロの9月の売上高は91億ウォン(約9億1000万円)で、前年9月の売上高275億ウォン(約27億5000万円)に比べて67%減少した。

日本不買運動の影響が顕著な結果ではあるが、まだ韓国の“ユニクロ好き”が売り上げに貢献している。特に、相対的に不買運動の対象として注目を受けづらい「GU」を求める韓国消費者は少なくない。

記者は11月2日と3日、ソウル蚕室(チャムシル)ロッテワールドモールと永登浦(ヨンドゥンポ)タイムスクエアをそれぞれ訪問してみた。不買運動の影響で以前ほどではなかったが、それでもかなり多くの消費者がユニクロとGUの店舗を訪れていた。

ユニクロの蚕室ロッテワールドモール店

ユニクロの蚕室ロッテワールドモール店で会ったAさんは、「肌寒くなってきたので暖かい服を買いにきた。15周年感謝イベントというフレーズが気になった」とし、「ヒートテックは服の中に着るなら見えない。割引イベントで、普段買いたいと思っていた服を低価格で購入することができるので、ありがたい」と微笑んだ。

韓国初のGU店舗であるGU蚕室ロッテワールドモール店にも、少なくない人が訪れていた。オープン1周年イベントで3万9900ウォン(約3990円)のコートも登場し、消費者の歓心を買った。

永登浦タイムスクエアにあるユニクロとGU

永登浦タイムスクエアでは、ユニクロとGUの店舗が並んでいる。それを見たいくつかの利用客は、GUを指して「この2つは系列社だ」と言って過ぎ去ったりしていたが、店の中には利用客がかなり目立った。

ユニクロとGUの店舗に訪れたBさんは、「もともと日本に旅行したとき、この2つの店に立ち寄って服を買ったりしていた」とし、「割引イベントをしているので日本よりも商品を安く購入できる。最近は日本旅行をしていないので、日本の商品を買うことくらい文句を言わないでほしい」と話した。

永登浦タイムスクエアのユニクロ

先立ってユニクロは10月17日、ソウル江南区・新沙洞でメディアやインフルエンサーを対象に、ユニクロand JW ANDERSON 2019秋冬コレクションイベントを進行した。イベントでは、10%割引価格でフリーショッピング(商品事前購入)が可能だった。

イベントに参加したインフルエンサーのCさんはユニクロの関係者に「不買運動が静かになれば、みんな購入するつもりだから。そんなときに買うのがスマートではないか」と話して論議が巻き起こった。

ユニクロのイメージ回復傾向に、旭日旗運動などで知られる誠信女子大学ソ・ギョンドク教授(教養学部)は、「“ユニクロ事態”は単に不買運動を超え、韓国人の自尊心がかかった問題」とし、「韓国の過去史を歪曲して歴史を嘲笑している企業の商品を買うべきか疑問が残る」と述べた。

続いて「消費者の商品選択は自由というが、その自由を得るまで私たちの先祖の血や汗、努力があったことを忘れないでほしい」と付け加えた。

ソ教授はユニクロを広報するインフルエンサーに対しても苦言を呈した。

彼は「いくらお金をもらって商品を宣伝するのが仕事であっても、正しい歴史認識を持つ姿勢が必要だ」と批判した。

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