世界中の利用者が集まるアマゾンで、韓国の伝統衣装である韓服を「漢服」と表記したり、漢服を販売しながら「韓服」というキーワードを付けたりした商品が多数確認され、物議を醸している。
12月16日、誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は自身のフェイスブックを通じて、「世界各地から情報提供を受けた」と明かし、販売主体を中国企業と推定したうえで、アマゾン側に抗議メールを送る予定だと述べた。
ソ教授は、韓流の拡散により、韓服やカッ(帽子の一種)など韓国の伝統文化への関心が高まっている状況で、販売者が検索流入を狙って「韓服」というキーワードを誤用・乱用する行為は明白な問題だと指摘した。
海外の消費者が表記だけを見て、韓服の起源やアイデンティティを誤解しかねないという趣旨だ。
最近、中国のオンライン空間では、韓服が自国の伝統衣装である漢服に由来するという主張が繰り返されてきた点も、今回の論争の背景として挙げられている。
ソ教授は「韓服が世界に正しく知られるよう、グローバル韓服広報キャンペーンを継続的に展開していく」との計画も付け加えた。
これに先立ち、イギリスのオックスフォード英語辞典(OED)は2021年、「hanbok」を韓国の伝統衣装として紹介し、収録している。
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