Netflixの大ヒット作に登場した韓国の“元祖”即席麵、若者世代に向けたアプローチとは?

2021年10月31日 社会 #食品

韓国の“元祖インスタントラーメン”というオールドイメージから脱するため、三養ラーメンが変化を図り、MZ世代とのコミュニケーションに乗り出している。

韓国の食品会社「三養食品」は10月28日、創立60周年を記念して三養ラーメンのユーチューブデジタル広告『平凡に偉大に』を公開。韓国初のインスタントラーメンである三養ラーメンの歴史と伝統を、若者世代にわかりやすく手軽に伝えるため、アニメーションベースのミュージカル形式で制作したという。

この広告映像は560万回再生され、韓国最大規模のモバイルマーケティングカンファレンス「MAX SUMMIT 2021」でF&B(食品・飲料)産業群部門を受賞している。

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(写真提供=三養食品)

最近は会社創立60周年を記念して看板商品の三養ラーメンをリニューアル。麺、スープ、かやくのすべてが一新された。そして、1963年9月15日の発売以来、製品名を漢字の「三養」を、ハングルで表記したのは今回が初めてだ。

特に、三養ラーメンは世界中で大ヒットしているNetflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』に登場したことで、韓国内外で関心が高まっている商品だ。

このため三養食品は、新しい飲食方法など様々な方法で、MZ世代に対してのイメージ向上と関心喚起に重点を置く予定だ。

三養食品の関係者は、「最近、製品のリニューアルとパッケージの変更、ユーチューブのデジタル広告などで消費者の反応が急増し、若者のラーメンとしてイメージが改善されたと判断される」とし、「今後、世界でも三養ブランドを強化することで、(激辛製品の)プルダックポックンミョンに続き、三養ラーメンも世界の消費者に愛されるブランドに育てるために努力していく」と話した。

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