韓国国会が「バーニングサン法」発議。レイプドラッグによる性犯罪の厳罰化求め

2019年04月03日 社会

韓国国会行政安全委員会のキム・ヨンホ議員(共に民主党)が、いわば「バーニングサン法」を発議した。

キム議員は4月1日、麻薬などの薬物を使用して心身喪失または抵抗不能状態の人への姦淫行為を行った場合、処罰を強化するといった「性犯罪の処罰などに関する特例法」の一部改正法律案を代表発議した。

性犯罪の処罰などに関する特例法の一部改正法律案に、麻薬類で強姦の罪を犯した者に対して5年以上~無期懲役に処にするという条項を新設。加えて、薬物を用いて強制わいせつの罪を犯した者は、3年以上の有期懲役に処する条項も設けた。

最近、クラブ「バーニングサン」事件を筆頭にクラブなどで薬物を使用した性犯罪が社会問題として浮上した。

いわゆる「レディー・キラー」「デートレイプ・ドラッグ」と呼ばれるGHBは液体に混ぜて飲み込めば意識を失うため、性犯罪に悪用される可能性が非常に高い。

(写真=キム・ヨンホ国会議員のSNS)

今回の発議に関して、「『バーニングサン』事件で明らかになったように、薬物を使用した性的暴力事件が後を絶たない」と前置きしたキム議員は、「薬物で性を支配する強姦事件について厳罰できる法的措置を一日も早く用意するために今回の法案を発議した」と、説明した。

(関連記事:逮捕され初調査を受けているチョン・ジュニョン、V.Iはクラブの不法運営を認める

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