日本では最近、前澤友作氏や堀江貴文氏などの著名人を装った「投資詐欺広告」が物議を醸したが、お隣・韓国でも同様の問題が深刻化している。
2月14日、韓国警察によると、全国各地の警察署に「投資詐欺会社B社を詐欺及び類似受信行為法違反で捜査してほしい」という告訴状が数回寄せられていることがわかった。類似受信行為法違反は、日本の出資法違反に相当する。
現在までの確認された被害額は100万ウォン(日本円=約10万5000円)から最大9億ウォン(約9534万円)に達すると伝えられている。
被害者たちはメッセージアプリのオープンチャットルームに集まり、被害現況を共有して対策を準備しているという。
B社は、自社が運用する太陽光、風力発電所ファンドに投資すれば年146%の高収益を毎日受け取ることができるとし、複数の投資家から大金を騙し取った容疑を受けている。
同社はホームページに歌手イム・ヨンウンの写真を掲載し、彼が広告モデルであるかのように宣伝した。
ただ、同写真はイム・ヨンウンが実際に広告モデルとして活動する別ブランドの広告写真であり、B社が無断使用していることがわかっている。
イム・ヨンウンの所属事務所は当該の事実を確認し、「随時モニタリング中であり、必要な法的措置も積極的に検討中だ」と伝えている。
日本でも韓国でも、著名人をかたる投資詐欺の被害は深刻なようだ。
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