2024年の韓国音楽界を象徴するキーワードの一つが“バンド”だ。いつにも増して熱いバンドブームのなか、日韓を代表する2大バンドが一堂に会した。
7月27日、韓国の人気ロックバンドCNBLUEと日本の人気ロックバンドUVERworldが、高麗大学化汀（ファジョン）体育館で対バンライブ「UVERworld & CNBLUE SUMMER LIVE IN JAPAN AND KOREA ～UNLIMITED CHALLENGE～」を開催した。
去る6月15日に日本・横浜のぴあアリーナMMで開催した初の対バンライブに続き、2回目の公演だ。韓国ではなかなか見られない日韓合同のバンド公演であり、UVERworld初の韓国公演でもある。
CNBLUEのジョン・ヨンファは、「互いに準備する過程を見守りながら、良い影響を受けました。それぞれのファンに新たな刺激を与えました」と語った。
一方、UVERWorldは「韓国で公演できて嬉しいです。 ファンが両方のバンドの曲を楽しく聴いてくれたのが印象深かったです」と喜びを伝えた。
UVERworldは2000年に結成され、今年で24周年。人気アニメ『BLEACH』の主題歌を担当したことから、韓国のファンも多い。
彼らは2022、2023年に日本全国で計90回の公演を行い、昨年7月には日本最大規模の会場である日産スタジアムで公演を行った。
今回の対バンライブは、UVERworldの公演に刺激を受けたジョン・ヨンファの提案で実現したという。
ジョン・ヨンファは「関心のあることや、公演に対する心構えなど、互いに通じる部分が多かったんです。日本公演で初めてお会いした後、連絡を取り続け、食事の場でコンサートを必ず一緒にやりたいと先に提案しました」と、開催の経緯を話した。
加えて、「これまで多くのステージに立ちましたが、新しい刺激が必要でした。その頃、UVERworldのコンサートを見てびっくりしました。エネルギーに圧倒されました。 CNBLUEのメンバーともこれからの公演の方向性について、たくさん話をしました」と、当時の衝撃を振り返った。
UVERworldのTAKUYA∞も、CNBLUEに新たな刺激を受けたと述べた。彼は「曲が良いのが一番の長所です」とし、「パフォーマンスも尊敬しています。自分も歌うときに身体をたくさん使う方ですが、自分よりもたくさん動いていました」と賞賛を惜しまなかった。
合同公演に大きく満足したという両バンドは、日本と韓国のバンドがいろいろな方法で交流することのできるステージが増えることを願うと口をそろえた。
ジョン・ヨンファは「デビュー当時から“バンド”の壁を越えるために努力しました。最近、その敷居が低くなったようで嬉しいです」とし、「良いバンドが多いということを知ってほしい。今回の合同公演をきっかけに、日韓の素敵なバンドにもっと交流してほしいです」という願いを伝えた。
TAKUYA∞は「日本ではバンドとアイドルの間に大きな差はありません。皆が一つになって音楽市場の流れを作り上げています」とし、「CNBLUEをはじめStray Kids、SEVENTEEN、FTISLAND、LE SSERAFIM、aespa、BLACKPINKなど、日本に来る韓国のアーティストは皆レベルが高いと思っています」と話した。ちなみに、彼は一番好きな韓国のアーティストとしてNewJeansを挙げた。
両バンドは来年、それぞれ結成15周年、25周年を迎える。国と世代こそ違うものの、CNBLUEもUVERworldも“ライブバンド”として、長くステージに立ちたいという気持ちを示した。
今年、CNBLUEの新アルバムのリリースを予告したジョン・ヨンファは、「自分たちがどんな音楽を作りたいのか、アルバムを通してお見せします」と自信満々に話した。
また、「自分たちがデビューしたときは、バンド界隈の活動が盛んではありませんでした。当時の目標は、バンドをやりたい後輩たちを引っ張っていける力を持つことでした。年を取るにつれて、作る音楽はさらに成熟すると信じています。機会に恵まれるならば、東京ドームで一度公演をしてみたいです」と目標を高々と掲げた。
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