毎週火曜22時放送中のドラマ『Eye Love You』(TBS系)が人気を博している。
【注目】日本人が『Eye Love You』にハマるワケとは
『Eye Love You』は、目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう能力を持つ二階堂ふみ扮する侑里と、純粋無垢な年下韓国人留学生ユン・テオの恋模様を描いたラブストーリーだ。
留学生ユン・テオ役は、実際に韓国人の俳優チェ・ジョンヒョプが務めている。民放ゴールデン・プライム帯の連ドラでヒロインの相手役を韓国人俳優が務めるのは初めてだ。
しかし、この異例の試みが功を成し、『Eye Love You』は大ヒット。さらに、韓国の「Netflix週間TOP10」で4位を獲得する好調ぶりで「日本ドラマ史上初の快挙」を成し遂げている。
ただ、韓国俳優が日本のドラマに出演したのは、『Eye Love You』が初めてではない。過去にもいくつか事例があり、その都度大きな話題を呼んできた。実は韓国を代表するあの俳優も日本ドラマ出演を果たしていたのをご存じだろうか。
今回は、日本のドラマや映画に出演した韓国人俳優を紹介する。
『Eye Love You』と同じく、民放連続ドラマで日韓の俳優が共演したドラマが『僕とスターの99日』だ。歌手RAINの妻で“韓国で最も美しい女優”とされるキム・テヒは、同作で西島秀俊とW主演を務めている。
このドラマは、「いちばん近くて遠い恋」をテーマに、冴えないアラフォー独身男と世界的大スター女優という本来出会うはずのない凸凹な二人が織りなす“期間限定の恋”を描いたラブコメディ。西島とキム・テヒ、日韓でそれぞれの知名度を上げた作品となった。
“日韓カップル”を生んだ名作は他にもある。映画『初雪の恋 ヴァージン・スノー』では、イ・ジュンギと宮崎あおいが共演して話題を呼んだ。
イ・ジュンギは2005年の映画『王の男』でその名を轟かせ、日本でも人気を博していた。ドラマ『イルジメ~一枝梅』『悪の花』など、シリアスな作品に出演することが多いイ・ジュンギだが、『初雪の恋 ヴァージン・スノー』では青春ラブストーリーに挑戦した。
本作は、日本の古都・京都と韓国の首都ソウルを舞台に、日韓の高校生の純愛を描いた物語。当時、新人俳優だった宮崎あおいとイ・ジュンギの初々しい演技にも注目したい。
日本ドラマに出演しているのは俳優だけではない。人気グループEXOでセンターを務めるカイは、アイドルとしてのイメージが強いが、2017年のドラマ『春が来た』で日本ドラマ初主演を果たしている。
同作は、向田邦子の短編小説『春が来た』を元に「家族の再生」という普遍的なテーマを描いた作品だ。デパートに勤める販売員の岸川直子(倉科カナ)は、地味で冴えない31歳。家族4人で暮らしている直子が、ひょんなことから、韓国人のカメラマン、イ・ジウォン(EXO・カイ)と出会ったことをきっかけに、直子とその家族が少しずつ変わっていくといったストーリーだ。
放送当時、カイの演技も「アイドルが本業とは思えない演技力」と大きな反響を呼んだ。
また、日本のK-POPブームの火付け役となったKARAのメンバーとして人気を集めたジヨン(知英)も日本で積極的に活動していた時期がある。
女優としてドラマ『地獄先生ぬ~べ~』『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』、映画『暗殺教室』シリーズなどの作品に出演しただけでなく、歌手のJY名義で2016年にリリースした『好きな人がいること』はフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』の主題歌にもなった。
現在は活動拠点を韓国に移しているジヨンだが、ドラマ『夜食男女』『医師チャ・ジョンスク』などに出演し、韓国でも変わらぬ存在感を証明している。
最後は、日本でも大人気の韓国の名優、イ・ビョンホン。日本では、2006年に東京ドームでファンミーティングを開催した経験を持つ。
“第1次韓流ブーム”から現在まで、変わらぬ人気でトップを走り続けるスターとしても知られるイ・ビョンホンの出演で大きな話題となったのが、木村拓哉主演ドラマの劇場版『HERO』。日韓人気スターの共演で大きな盛り上がりを見せた。
また、2011年には織田裕二主演のドラマ『外交官 黒田康作』に出演しており、織田裕二扮する主人公・黒田に情報提供する韓国系アメリカ人の役を演じている。
今回紹介した俳優たちに負けないほど、日韓ファンを連日騒がせているドラマ『Eye Love You』もいよいよ終盤に差し掛かっている。自分の気持ちに正直になれた侑里とテオに隠された謎とは…。
『Eye Love You』第8話は本日(3月12日)22時からTBS系にて放送予定。地上波放送終了後には、Netflixで配信される。
(文=新井いるる)
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