今の韓国の若者のリアルが公開される。
2月21日夜に韓国で放送される『大人たちは知らない高校生ママパパ4』(原題)最新回では、4シーズン合計100回を記念して特別編の第1弾が放送される。
「青少年犯罪根絶」を目標に、これまで番組では取り扱いづらかった2人の“高校生ママ”たちの切ない事情を公開し、解決策を模索するという。
まず、同日出演するアン・ソジョン(仮名)さんは、青少年を相手にした金融詐欺被害に遭い、現在も深刻な苦痛を強いられていると告白する。続いて、18歳で母親になったパク・ジヒョン(仮名)さんは、“家出ファミリー”と性売買犯罪に巻き込まれ、洗えない傷を抱えて生きる苦しさを吐露する。
特に、パク・ジヒョンさんは、家出した青少年を誘惑するヘルパーと家出ファミリーの衝撃的な犯罪実態を生々しく証言。「幼い頃に父親の家庭内暴力に苦しめられ、小学校6年生の時から家出をしていた」とし、「ネットカフェや無人コインランドリーなどを転々としたが、行き場がなくなり“ヘルパー”を訪ねた。その後、地獄に落ちた」と打ち明ける。
SNSを通じて知り合ったヘルパーの家で監禁、性搾取被害に遭ったという告白に、MCのソ・ジャンフンは「とても残念だし腹が立つ」とし、パク・ミソンも「切迫した状況になると、自分が見たいものだけを見るようになるようだ…」と深いため息をつく。
さらに、パク・ジヒョンさんはヘルパーを警察に通報する代わりに、オープンチャットルームで知り合った家出ファミリーにSOSを要請したが、より大きな危険が訪れたという。これにソ・ジャンフンは、「一体なぜ、家出コミュニティに助けを求めるのか理解し難い」として怒りを爆発。パク・ジヒョンさんが置かれた状況に遺憾を禁じえなかったイ・インチョル弁護士とパク・ミオク前刑事班長は、似たような危険が訪れた場合に、青少年ができる対処法を教えてくれる。
また、番組スタッフは青少年たちがどのような気持ちで家出を決心し、どのように生活するのかを調べるため、家出ファミリーに連絡を取ってインタビューも行った。インタビューに応じた家出青少年たちは、自身が体験した犯罪被害をはじめ、家出ファミリーに次第に慣れて加害者側になってしまう過程を一つひとつ打ち明け、社会に警鐘を鳴らす。
18歳の“高校生ママ”パク・ジヒョンさんが体験した性的暴行事件をはじめ、アン・ソジョンさんの詐欺被害を扱う『高校生ママパパ4』第1弾特集は、21日22時20分に放送。
(記事提供=OSEN)
前へ
次へ