自らをBTSメンバーと詐称し、未公開の情報を無断収集した容疑などで裁判にかけられた20代男性が実刑を言い渡された。
1月24日、法曹界によると、ソウル中央地裁・刑事27単独（ハム・ヒョンジ判事）は1月19日に情報通信網利用促進および情報保護等に関する法律違反などの容疑で起訴された20代男性A氏に、懲役1年を宣告した。
A氏は携帯電話を利用して自分がBTSメンバーであるかのように、アルバム制作プロデューサーに接近。兵役関連の情報を収集し、未公開のガイド音源などを受け取った容疑で拘束起訴された。
A氏は2022年8～9月にBTSメンバーのSUGAと詐称し、音楽プロデューサーと対話しながら未公開ガイド音源を入手。同年11月には、そのプロデューサーと詐称してSUGAに連絡し、アルバム発売準備と関連した情報やリリース日、入隊時期などの情報を収集したという。
さらにA氏はメンバーVのように振る舞いながら、また別のプロデューサーから10件以上の未公開ガイド音源ファイルを受け取ったと把握された。
裁判所は「被告人の行為によって、被害者たちと被害会社が相当な財産的、社会的な被害を受けた可能性がある」とし、「未公開情報を伝達することになった被害者たちは、相当な精神的被害を受けたと見られる」と伝えた。
続けて「同種犯行で捜査および裁判を受けている期間中にも継続して犯行しており、その罪質が良くない」とし、懲役1年の実刑を宣告した。
なお音楽プロデューサーと知られたA氏は、過去に有名アイドルの曲制作に参加したことがあるとのこと。A氏は1月23日、1審判決を不服として控訴状を提出した。
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