問題を起こすのはいつも“末っ子”?「妖精」と愛された2つのK-POPグループ最年少メンバーが物議

2023年12月07日 話題

かつて「妖精グループ」と呼ばれ、人気を博した2つのガールズグループ最年少の“末っ子”メンバーが、否定的なイシューで注目を集めてしまっている。

【写真】物議かもした“末っ子メンバー”への対応に温度差

まず、Fin.K.L出身の女優ソン・ユリの夫で、プロゴルファー出身のアン・ソンヒョンが今度は仮想通貨への投資金の名目で数億ウォンを騙し取った疑いで訴えられた。

その報道が出ると、再びソン・ユリの名前がレッテルのように上がっている。

12月5日、JTBCによると、仮想通貨取引所Bithumbの実際の“所有者”疑惑をかけられている事業家のカン氏は最近、アン・ソンヒョンを含む3人を相手にした告訴状をソウル江南(カンナム)警察署に提出した。

報道によるとカン氏は、「(アン・ソンヒョンが)借したお金を返さない」と主張しているという。

これに対してアン・ソンヒョン側は「ゴルフ選手の話(PGAツアーの有名ゴルフ選手がアメリカで仮想通貨を買いたいという話)をしたのは事実だが、お金を貸してくれとは言わなかった」とし、「3億ウォン(約3000万円)はカン氏の借名投資金」と反論した。

夫が裁判、本人はSNS活動?

ソン・ユリ
(写真提供=OSEN)ソン・ユリ

先立ってアン・ソンヒョンは、仮想通貨取引所を上場するとして裏金数十億ウォンを受け取った疑いで裁判に付された。11月の初公判で「カン氏とお金のやりとりしたのは事実だが、請託名目ではない」と疑惑を否認した。

ただ、それについてソン・ユリ側は何の立場も明らかにしていない。ソン・ユリは、夫の議論が初めて発生した当時も沈黙を続けた。その後、所属事務所との再契約を放棄し、現在は一人で活動しており、今回も口を固く閉ざしている様子だ。

しかし経済的な収益が発生する化粧品事業の広報や日常的な近況は持続的にSNSにアップしており、彼女には冷たい視線が集まっている。

特にソン・ユリが代表を務める化粧品会社「YULLIAEL」は、カン氏から巨額の投資を受けていたことがわかった。当時、その疑惑についてYULLIAEL側は、『OSEN』との通話で「バケットスタジオというところから投資を受けたのは事実だ。しかしイシューになってからは、バケットスタジオに投資してもらったお金を返した」と明らかにした。

バケットスタジオは、bithumbを運営する「bithumbコリア」の大株主である「bithumbホールディングス」の親会社格で、ソン・ユリが以前所属していた事務所だ。カン氏の妹が代表取締役を務めている。

YULLIAEL側は、ソン・ユリが代表者として名を連ねているが、同業をしている関係で彼女は経営に参加していないと答えた。YULLIAEL側は「当惑している」とし、bithumbとの関係に対して慎重な立場を示した。その後もソン・ユリは別途の立場を明らかにしなかった。

姉の注意を受け入れず…

そうかと思えば、また別の「妖精グループ」S.E.Sも、“末っ子”のシューの賭博事件によって被害を受けた。

シュー
(写真提供=OSEN)シュー

シューは2016年8月から2018年5月まで、海外で計7億ウォン(約7000万円)台の賭け金で常習賭博をした疑いで、2019年に懲役6カ月、執行猶予2年を宣告された。

裁判所を出たシューは「本当に申し訳ないし、子供たちにも悪いし恥ずかしい。愛するファンと皆さんにも申し訳ない」と重ねて謝罪した。続けて「最初は好奇心で始めたが、ますます変わっていく自分の姿が恐ろしく、腹が立って恥ずかしかった」と涙を見せた。

その後、シューはTV朝鮮の『スタードキュメンタリー:マイウェイ』にS.E.Sメンバーのパダやユジンと出演し、賭博中毒から克服している様子をうかがわせた。また、賭博で苦しむ人々のためにコーチ資格証の履修に挑戦するなど、反省する姿を見せた。

ただその一方でシューは、オンライン放送で露出が激しい服を着たりして、反省が見えないと議論に包まれもした。

それだけでなく、9月にはバダがシューとの不仲説に自ら言及したりもした。パダは当時、「各自の人生を経験した後に歌うS.E.S.の歌はどんなものだろうか。私も気になる」とし、「シューのインスタグラムをご覧になっている方はいらっしゃるか。皆さん、これじゃないと思うことがあれば話してほしい。本当に大切だから、言うこともあるではないか。私一人でそんな話をしているうちに、シューとは遠ざかった感がある」と打ち明けた。

シュー
(写真=シューSNS)

パダは「あんな事件があった後、なぜすぐにタンクトップを着てはいけないのかを説明した。シューは一生懸命生きる姿を見せたくて運動をしたのだが、私はタンクトップを着て運動しなくてもいいと言った。すると“お姉さんは着るじゃん”と言ってきた。人から正気ではないと見られると小言を言ったが、シューはそんな私が嫌になったのだろう」とし、「私が保守的だったのかもしれない。苦言を呈したので、かなり遠ざかった」と述べた。

最後にパダは「あなたを信じる人がとても多い」とシューを応援し、ファンに「突然深い話をすることになった。シューを諦めずにたくさん応援して、祈ってほしい。彼女が私に堂々と連絡できるようにお願いする。シューに小言を言わないお姉さんとして生きていけるように祈ってほしい」と付け加え、胸を熱くした。

様々なルートを通じて活発に放送活動を続けるグループの姉たちと異なり、“末っ子”たちの議論は残念でならない。

「妖精グループ」と呼ばれ、多くの大衆に愛されたガールズグループであり、さらに可愛がられた末っ子メンバーの議論が続いているだけに、切なさだけが残る。

(記事提供=OSEN)

◇ソン・ユリ プロフィール

1981年3月3日生まれ。ドイツ・テュービンゲン出身。1998年にアイドルグループFin.K.L(ピンクル)のメンバーとして芸能界デビューし、“歌謡界の妖精”と称され、大人気を博す。そして2002年のドラマ『バッドガールズ』で女優デビュー。その後もドラマ『ある素敵な日』(2006)、映画『チャ刑事』(2012)などで女優として活動する一方、低所得者層や困難な生活を送る青少年などに向けたボランティア活動を精力的に行っている。

◇シュー プロフィール

1981年10月23日生まれ。14歳まで横浜で育つ。1997年11月に韓国デビュー、翌年10月に日本デビューを果たした。V6とのコラボ曲『One』を日韓両国でリリースしただけでなく、V6メンバーの井ノ原快彦とドラマや舞台で共演。2002年末にS.E.S.解散後、2010年に元バスケットボール選手のイム・ヒョソンと結婚し、一男二女の母に。だが2016年8月から2018年5月にかけて、計7億9000万ウォン(約7900万円)規模の常習賭博をした疑惑を受け、2019年2月に懲役6カ月、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告されて自粛。2022年初め、S.E.S.メンバーのユジン、パダの助けで4年ぶりに復帰した。

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