韓国のK-POP業界が忙しい12月がやって来た。
韓国のアーティストたちは通常、12月のアルバム発売を避けたりする。年末の授賞式や特別番組出演などが殺到し、新曲のパフォーマンスを披露できる音楽放送への出番が減るためだ。一方で、冬のシーズンソングを念頭に置いてスペシャルアルバムを発売するアーティストたちも少なくない。
実際、今年12月には多彩な歌手たちがカムバックを控えている。
とある韓国歌謡界関係者は「概して12月は各種行事が多くカムバックよりも公演を準備するグループが多い。一方、年末の単独コンサート開催を控え、新譜発売で雰囲気を高めたり、海外ツアー中であってもファンサービの一環としてスペシャル音源を発表したりもする。特にソロシンガーの場合、年末には公演もあるため、新曲発売と公演を同時に実施するケースが多い」と話した。
K-POP界のレジェンドである東方神起は、デビュー20周年を記念してニューアルバムを発表する。彼らはデビュー20周年記念日の12月26日、9thフルアルバムを発売する。合わせて12月30~31日、仁川(インチョン)のインスパイアアリーナで「2023 TVXQ! CONCERT [20&2]」を行う。東方神起が韓国国内で単独対面コンサートを開催するのは4年9カ月ぶりのことだ。
2003年12月にデビューした東方神起は、韓国と日本はもちろん、世界的に人気を集め、韓流ブームの礎を築いた。海外アーティストとしては日本の東京ドーム及び全国ドーム最多公演を記録するなど、これまでもK-POP各種記録を更新している。
東方神起の後輩グループであるNCT 127も超高速カムバックに乗り出す。彼らは先月、ソウルで開かれた3回目のツアー「NEOCITY:SEOUL-THEUNITY」公演を通じて6万人のファンと会った。NCT 127は11月22日、冬のスペシャルアルバム発売をサプライズ予告し、年末を充実させる予定だ。
グローバルな人気を誇るATEEZも12月1日、2ndフルアルバム『THE WORLD EP.FIN:WILL』をリリースし、4年ぶりにカムバックした。所属事務所KQエンターテインメントは「全曲をメンバーが作詞、または作曲に参加した曲で構成し、新鮮な組み合わせのユニット曲も収録した」と説明した。
MZ世代バンドの代表であるLUCYは12月5日、6thシングル『BOOGIE MAN』をリリース。初キャロル『Over The Christmas』が収録され、年末の雰囲気を盛り上げる。今年だけで2枚のミニアルバムを披露したのに続き、今回のシングル発売まで熱心な活動を続け、「今年の人気バンド」としての存在感を固める計画だ。
ソロアーティストたちもカムバックを準備中だ。
歌手のHeizeは12月7日、8thミニアルバム『Last Winter』を発売。アルバムごとに自分の話を伝えるHeizeは、今回のアルバムを通じて季節に合わせて変わっていく自分だけの話を伝える計画だという。 特にタイトル曲『唇』は10CMがフィーチャリングで参加することが明らかになっており、期待を集めている。俳優のイ・ジヌクがミュージックビデオに出演する。
多数のヒット曲を出したZion.Tも12月6日、6年10カ月ぶりに3枚目のフルアルバムを発表予定。バラード歌手ファン・チヨルも12月11日に初の冬アルバムを発表し、年末のロマンチックな雰囲気を彩る予定だ。
ベクホもfromis_9のパク・ジウォンと呼吸を合わせた新曲を12月7日にリリースし、Bolbbalgan4は1月12日、ミニアルバム『メリーゴーラウンド』を発売しカムバックする。
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