広告主にモデル料の半分を返還することになった女優ソ・イェジが立場を発表した。
11月16日、所属事務所ゴールドメダリストは「去る10日、ゴールドメダリストとソ・イェジはユハン健康生活との訴訟で、ソ・イェジに対して提起された校内暴力などの疑惑は事実と明らかにされていない一方的な疑惑であることが確認された」と伝えた。
続けて「疑惑の提起自体によって広告主の信頼が壊れたという理由で、約定に従い、モデル料の一部の返還を引用されただけ」と強調した。
そして「ソ・イェジに対する疑惑は事実ではなく、そのような内容が判決で疎明された以上、ソ・イェジに対する根拠のない疑惑提起や無分別な非難を控えてくださることをお願いする」と要請した。
先立って同日、ソウル中央地裁・民事合意25部(ソン・スンウ部長判事)は、ユハン健康生活がソ・イェジと所属事務所ゴールドメダリストを相手に提起した訴訟で、損害賠償違約金請求を棄却した。
ただし契約解除による返還の責任は認め、所属事務所がユハン健康生活に2億2500万ウォン(約2250万円)を支払うよう判決を下した。
裁判所は「ソ・イェジに対する疑惑が事実だとしても、すべて契約期間前のこと」とし、疑惑が提起されただけではソ・イェジが契約を違反したとは見られないとした。それでも、疑惑が事実かどうかと関係なく、ソ・イェジのイメージが悪化したためユハン健康生活が広告モデル契約を解除したのは適法と判断した。
ソ・イェジがユハン健康生活の広告モデルとして契約したのは、2020年7月のこと。同年8月にはモデル料4億5000万ウォン(約4500万円)が支払われた。
しかし2021年4月、かつての恋人で『愛の不時着』出演俳優でもあるキム・ジョンヒョンに対して、ソ・イェジがガスライティング(相手を精神的に支配・操作する精神的虐待の一種)したとの疑惑が浮上して議論となった。
すると、学生時代の整形疑惑や校内暴力疑惑、マドリード・コンプルテンセ大学の学歴詐称説、スペイン留学時代の人間性を疑う疑惑など、次々と問題が浮上して物議を醸した。
そのためユハン健康生活は、ソ・イェジが「品位維持約定」を違反したとの理由で契約を解除し、モデル料の返還と違約金、損害賠償を求める訴訟を提起した。
なおソ・イェジは2022年6月に放映されたドラマ『イブ』(原題)で復帰しているが、次回作を知らせていない。
◇ソ・イェジ プロフィール
1990年4月6日生まれ。2013年のドラマ『ジャガイモ星』でデビューし、魅力的なマスクと演技力で存在感を示した。『夜警日誌』(2014年)、『ラスト・ゲーム~最後に笑うのは誰だ?!』『パパはスーパースター!?』(2015年)、『ファンタスティック・クラブ』『君を守りたい~SAVE ME~』(2017年)などに出演。2020年のドラマ『サイコだけど大丈夫』で、強烈な絵本作家コン・ムニョンを演じながら本格的な人気を得た。
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