悪しき前例もあるが…麻薬容疑の韓国芸能人が「麻薬予防」のために活動中、今度こそ信じていいのか

2023年10月14日 話題

麻薬投薬容疑で裁判を控えたWINNER出身の歌手ナム・テヒョンが「麻薬予防に役立つ人になる」と固い意志を表明した。

【写真】ナム・テヒョン、麻薬を暴露した恋人とツーショット

賭博関連の裁判で有罪判決となったS.E.S.出身のシューが昨年、賭博予防の広報大使になったことと似た状況だ。

ナム・テヒョンは、恋人だった『ハートシグナル3』出演者ソ・ミンジェと共に昨年8月にヒロポンを投薬し、昨年12月には一人でヒロポンを投薬した疑いで在宅送検された。来る10月19日に初裁判を控えている。

これと関連してナム・テヒョンは「(裁判が)心配だ」としながらも、「ただ心配しても変わる部分もなく、自分が間違った部分に対して裁判を受けて誠実に臨むつもりだ。悪いことは悪いことだ」と淡々とした心境を伝えた。

特に10月12日、国会保健福祉委員会・国政監査場に麻薬リハビリ政策の関連参考人として出席し、再度リハビリ治療に対する重要性を強調した。同日、彼は個人SNSを通じて「私はあまりに恥ずかしくて自分自身が恨めしい」とし、「自分の過ちを知っていると明かし、少しでも人間らしく生きようともがいている。そして処罰も当然受けなければならないと考え、誠実に裁判に臨む」と立場を伝えた。

ナム・テヒョン
(写真提供=OSEN)ナム・テヒョン

何よりもナム・テヒョンは「自分を助けてほしいということではない」と強調し、すでに麻薬問題が深刻になった現状では、リハビリ治療が何より重要であることを指摘。「麻薬は伝染病のようなウイルス、リハビリ治療はワクチンだ。回復者1人が多くの中毒者を回復させることも重要だ」と自分の意見を伝えた。

それと共に「麻薬は犯罪。再び物議をかもしてあまりに申し訳なく、今後は人間らしく生きていこうとしている」とし、「あえて自分がそうできるのであれば少しでも麻薬予防に役立つ人になるよう、一生を反省して生きる」と付け加えた。

そんなナム・テヒョンの自省に、オンライン上では「心構えから成長すること」「もっと強くなってほしい」と応援の声も出ている状況だ。何よりも彼自身の意志が重要という意見が多い。

似た例はあるが、結果は…

ナム・テヒョンが強い意志を表わしたなかで、まるでシューのような道を歩いているとの見方も生じている。

先立ってシューは2018年、約7億ウォン(約7000万円)台の賭博資金を返さなかった容疑で訴えられた。彼女は、2016年8月から2018年5月までマカオなどで26回にわたり数億ウォン台の常習賭博をした疑いで裁判にかけられた。

裁判を受けたシューは2019年2月、懲役6カ月、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告された。ここに賭博資金を貸した債権者がシューの所有する多世帯住宅全体に仮差押えをかけ、借家人に保証金を返せずにいるとのことから貸与金返還訴訟まで起きたが、これは2020年11月に双方が合意して終わった。

シュー
(写真提供=OSEN)シュー

その後、シューは芸能界復帰のために努力した。2022年4月に放送されたTV朝鮮『スタードキュメンタリー・マイウェイ』を通じて、常習賭博の疑いで苦しい時間を経験した後の180度変わった日常を公開した。彼女は「自分のような境遇の人々を助ける」と決心して韓国コーチ協会のコーチ資格証過程を踏み、「賭博中毒追放の日」記念式に参加したかと思えば、韓国賭博問題予防治癒院の広報大使になった。

シューは賭博を予防し治癒するための広報大使として、積極的な姿を見せた。個人SNSを通じても「できる!賭博する前の日常へ」と書かれたスローガンを掲げ、「今韓国も賭博の安全地帯ではない。青少年だけでなく成人にも様々な環境を通じて露出されている」と憂慮の声を伝えた。

それと共に「簡単に防げず、治療に難しさがあるので、何よりも予防して、やらないことが重要だ。一人も逃さず、リハビリを通じて日常に戻れるように韓国賭博問題予防治癒院を通じて一緒に予防しよう。賭博問題のない社会が来るよう、私、シューが先頭に立って広報活動に努める」との意志を明らかにした。シューの努力する姿勢に多くの人が本気でエールを送った。

しかし、それから1年にもならない時点である最近、シューはインターネット放送FLEXTVに配信者として復帰する場で露出の高い衣装を着用し、大衆から叱責を受けた。彼女の真正性まで損なわれた。

これに対してS.E.S.の最年長であるパダまでシューを公開的に叱り、個人SNSにS.E.S.活動時代の姿が収められた写真と長文を掲載し、シューが再び戻ってくるまで待つと伝えた。だがシューは現在まで何の反応も示していない。

たった1年でシューの真正性が疑われたなかで、はたしてナム・テヒョンが初心を失わずにいられるか、多くの人が見守っている。

(記事提供=OSEN)

◇ナム・テヒョン プロフィール

1994年5月10日生まれ。2014年にボーイズグループ・WINNERのメンバーとしてデビュー。2年後にグループを脱退し、その後はバンド「South Club」を率いて活動。2019年7月に二股問題が浮上し、2022年8月には恋愛バラエティ番組出身の恋人に麻薬投薬を暴露されて議論に。さらに2023年4月には飲酒運転容疑で検察に送致されるなど、トラブルメーカーのイメージが強い。

◇シュー プロフィール

1981年10月23日生まれ。14歳まで横浜で育つ。1997年11月に韓国デビュー、翌年10月に日本デビューを果たした。V6とのコラボ曲『One』を日韓両国でリリースしただけでなく、V6メンバーの井ノ原快彦とドラマや舞台で共演。2002年末にS.E.S.解散後、2010年に元バスケットボール選手のイム・ヒョソンと結婚し、一男二女の母に。だが2016年8月から2018年5月にかけて、計7億9000万ウォン(約7900万円)規模の常習賭博をした疑惑を受け、2019年2月に懲役6カ月、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告されて自粛。2022年初め、S.E.S.メンバーのユジン、パダの助けで4年ぶりに復帰した。

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