専門分野ではない事業に足を踏み入れ、多くの叱咤を受けた韓国スターたちがいる。大衆が納得できないほど製品価格を高く設定し、議論となったのだ。
歌手のキム・ジョングクは最近、ショッピングモールをオープンしたが、そこで販売しているTシャツが高額すぎると議論になった。
彼は去る9月14日、「服を着て生きる悩みを減らそうと服を作った。私の普段の感性通りに作って着用感のある、そんな服だ。自分がいつも着る服なので、とても気を使った。数量限定で販売する」と伝えた。
キム・ジョングクがオープンしたショッピングモールには、ノースリーブTシャツや半袖Tシャツなどが販売されている。販売商品は多くなく、Tシャツはシンプルなデザインにブランド名が書かれている程度だ。
商品を販売するためにキム・ジョングクは、同僚芸能人たちが自分のブランドの服を着ている写真を公開するなど、積極的に広報した。しかし価格のせいで議論が起こった。シンプルなデザインであるが、価格が4万ウォン(約4000円)台に設定されたのだ。
さらにキム・ジョングクは、消費者の立場では4万ウォン台ということが納得できない状況で、映像を通じて「高くない」と反論して火に油を注いでしまった。
騒動についてキム・ジョングクは「真心を込めて申し上げるが、ただTシャツに文字を入れただけの服ではない。誠意を持って作ったし、それなりに私が服を着るとき、生地にうるさいほうなので気を遣った」とし、「価格の部分も様々な意見を経て合理的に決めた。映像で“高くない”と表現した部分が客観的な考慮のない表現だったので、誤解を与えてしまったとすれば謝罪する。この分野をよく知らないので、広い心で理解してほしい」と謝罪した。
そんな議論のなかでも服は売り切れとなった。キム・ジョングクは「多くの方々の関心と応援のおかげで早く売り切れた。この感謝の気持ちをそのままにしていいのだろうか。収益金の全額を意味のあるところに寄付しようと思う。皆さんにもう一度、感謝の言葉を伝えたい」と述べた。
これに先立って、女性デュオDavichiのメンバーで歌手のカン・ミンギョンもショッピングモールをオープンしたが、価格のせいに非難されたことがある。
彼女はDavichiメンバーではなく、事業家としてオンラインストアを立ち上げた。カン・ミンギョンは「いよいよ明日、ここ数カ月間の結果物が誰かのもとを訪れる。すごく緊張して幸せだ。信じてくれたすべての方々、心を開いて快く作業してくださったデザイナーの方々、そして作家の方々、本当にありがとうございます」と、ショッピングモール事業の開始を知らせた。
ところが、ヘアバンドの価格は5万9000ウォン(約5900円)、シャツは10万ウォン(1万円)台、ズボンやドレスは20万ウォン(2万円)台で販売され、あまりに高すぎると議論が巻き起こった。
カン・ミンギョン側は「製品説明が不十分で価格設定に疑問を持つ方々が多いという点を認知した。これに責任を痛感し、より具体的で詳しい情報でコミュニケーションするブランドになる」と明らかにした。
同時に「様々なデザイナーとのコラボを通じて作られたブランドだ」とし、「シルク100%で作られたスクランチ(ゴム紐を布などで包んだヘアアクセサリー)は幅が約21cmで非常にたくさんの生地を使用しており、高級シルクの特性上、難しい工程を必要とする」と釈明したりした。
それでも議論はなかなか収まらなかった。
消費者が納得できない価格を提示して非難されたキム・ジョングクとカン・ミンギョン。本業ではないだけに、事前に十分な勉強が必要だが、消費者に詳しい説明もなしに高い価格で製品を販売した彼らの態度が残念だ。
(記事提供=OSEN)
■“自腹”で購入したように動画で商品紹介をしてきたDavichiカン・ミンギョンが謝罪
前へ
次へ