“婚活時代劇”で人気上昇中のキム・ミンジェ、休憩時間の過ごし方は“現代っ子”そのもの? 【インタビュー前編】

「“信じて見る俳優”になりたいです。いつも良い演技を見せてくれるという意味なので、俳優にとって最高の肩書きではないでしょうか」

歌手を夢見た練習生は、いつしか演技の世界に魅せられて役者となった。俳優キム・ミンジェのことだ。

“女装男子”に“二次元キャラ”。斬新な役で大成功した韓ドラ界の若手俳優たち

1996年生まれのキム・ミンジェは、2015年にドラマ『七転び八起きク・ヘラ』(原題)を通じて俳優デビュー。日本でも人気を集めたドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(tvN)では、前半の時代劇部分で王を熱演して視聴者の目を引いた。役者として活動を始める前は、歌手を目指して4年間練習生として生活したという。

そんなキム・ミンジェは、最近放送終了した新感覚の“婚活”時代劇ドラマ『朝鮮婚談工作所コッパダン』(原題、JTBC)を通じて初の時代劇主演を見事に務めあげた。劇中で朝鮮時代の凄腕縁談コンサルタント、マ・フンを演じたキム・ミンジェ。物語の世界観と調和した声色に加えて安定的な演技力も披露し、視聴者の心を捉えた。

マ・フンを演じた当時を振り返り、「撮影が終わってから3週間ほど経つけど、まだ実感が湧かない。今日も撮影に行かなければ、と思うほど現実味がない。僕の喜怒哀楽を共にした、プレゼントのような作品だった」と『朝鮮婚談工作所コッパダン』に対する思いを明かしたが、キム・ミンジェは同作をきっかけにどのような“気づき”を得たのだろうか。

(写真提供=YAMYAMエンターテインメント)

先に述べたように、『朝鮮婚談工作所コッパダン』はキム・ミンジェにとって初の時代劇主演作となった。それだけに困難も多かったというが、結果的にマ・フンというキャラクターに完璧に溶け込んで大きな反響を得た。キム・ミンジェは「責任感とプレッシャーがあったのは事実だ」と明かし、“マ・フン”というキャラクターに向き合った試行錯誤の過程を話した。

「どうすれば時代劇の言い回しでうまくセリフが伝わるのか。ビジュアル面に関しても、結わいた髪にカッ(朝鮮時代の冠帽)といった当時の風貌をどれだけナチュラルに着こなせるか、そんな悩みが多かった。また、マ・フンは愛を信じない冷たさを持ったキャラクターでもあったので、“彼はどのように顔の筋肉を動かしているのだろう”、“主にどんな表情をしているのだろう”と頭を抱えたりした。他を寄せ付けないような鋭い一面を表現できる部分はどこなのか、研究を重ねた」

共演者とは常に和気あいあい。“現代っ子”らしい休憩の様子も

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