“婚活時代劇”で人気上昇中のキム・ミンジェ、休憩時間の過ごし方は“現代っ子”そのもの? 【インタビュー前編】

『朝鮮婚談工作所コッパダン』はコン・スンヨンやパク・ジフンといった、キム・ミンジェと同年代の役者の姿が目立った。現場ではふざけ合ったり他愛のない話が行き来するなど、今どきの若者らしい場面も見られたという。しかし、“作品に対する誠意と情熱”は皆同じだったそうだ。

キム・ミンジェはそんな仲間たちを「本当に優しくて、頑張り屋な俳優たち」と表現した。

「プライベートで会って食事もするし、撮影の合間にはお互いにいたずらをしたりみんなで脱出ゲームを楽しんだりして、楽しい時間を過ごせた。だけど、いざ撮影となるとみんな真剣な“仕事モード”になる。お互いの演技に対するフィードバックも欠かさなかった」

そんな出演陣のなかでも特に視聴者に大きな印象を与えたのは、ラブロマンスの演技を共にしたコン・スンヨンだろう。キム・ミンジェはロマンスシーンの演技について「お互いを思いやりながら撮影した。“どんな見せ方をすればいいか”という話をたくさんして、面白い作業だった」と振り返っている。

(写真提供=YAMYAMエンターテインメント)

さらに、劇中で兄弟のように仲睦まじい姿を見せて視聴者を喜ばせた、元Wanna Oneパク・ジフンとの演技についても語った。

「ジフンは、演技のセンスがとても良く、上手だと思う。コ・ヨンスというキャラクターが持つ可愛らしさを、見事に表現していた。マ・フンとコ・ヨンスの掛け合いシーンでは、お互いのキャラクターが引き立つ話し方や演じ方をたくさん話し合った」

キム・ミンジェの演じたマ・フンはかなり落ち着いた性格で、隙を感じさせないキャラクターだ。そんなマ・フンの冷静で厳格なイメージを倍増させたのは、キム・ミンジェならではの“重低音ボイス”だった。視聴者からは「難しいキャラクターを見事に演じた」と高く評価されたが、当の本人は現状に満足していないようだ。

「僕も大人しいほうだけど、活発なときもあるし多彩な一面を持っている。マ・フンに実際の僕の性格をもう少し取り入れて表現したら、もっと立体的になったような気もする。少し残念な気持ちが残っている」

いずれにしても、視聴者の反応を見る限り『朝鮮婚談工作所コッパダン』が彼の出世作となったことは間違いない。一度は歌手を夢見て芸能界に飛び込んだ少年が、実力派俳優となった今どんなビジョンを描くのか。今後の活躍には期待が高まるばかりだ。(つづく)

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