ASTROのムンビンさんがファンのそばを離れて、四十九日を迎えた。
【訃報】ASTROムンビンさん（25）が死去「大きな悲しみと衝撃」
所属事務所ファンタジオの社屋屋上に用意された追慕の空間は、四十九日となる本日（6月6日）を最後に場所を移すが、ASTROメンバーをはじめ、同僚、ファンは各自の方法で故人を追慕している。
1998年生まれのムンビンさんは2006年、東方神起の『風船』のミュージックビデオに出演し、“リトル東方神起”として注目を集めた。2009年にはKBS2ドラマ『花より男子-Boys Over Flowers』に出演し、俳優キム・ボムの子役として顔を知らせた。
その後、2016年に6人組ボーイズグループASTROでK-POP界に正式デビューし、メインダンサー兼サブボーカルとして活躍した。
2020年からは同じメンバーのサナとユニット「ムンビン＆サナ」を結成。今年1月には3rdミニアルバム『INCENSE』を発売し、3月にはソウル、マニラ、バンコクなどで初の単独ファンコンサート「DIFFUSION」を開催するなど、精力的な活動を続けてきた。
しかしムンビンさんは4月19日、ソウル江南（カンナム）区の自宅で亡くなったまま発見された。25歳という若さで突然この世を去り、韓国芸能界にも大きな衝撃を与えた。
ムンビンさんの悲報で、音楽番組では故人を追慕する映像と共に、出演陣が一丸となって哀悼を伝えて痛みを分かち合った。同じグループのチャ・ウヌはアメリカから緊急帰国し、軍服務中のMJは緊急休暇を取るなど、ASTROメンバーたちは遺族と共にムンビンさんの側を守った。
故人と親しかったSEVENTEEN・スングァンやVIVIZ・シンビ、オムジなどは、体調不良でしばらく活動を中断したりもした。ムンビンさんの妹で、ガールズグループBilllie（ビリー）のメンバー、ムン・スアは活動を一時中断し、気持ちを整えている最中だ。
ファンタジオの社屋屋上に用意されたムンビンさんの追慕の空間には、妹ムン・スアからSEVENTEENメンバー、Weki Mekiのチェ・ユジョンなど、生前故人と親しかった人々の追慕が続いた。
ASTROとしてデビューから7年という長い時間を一緒に過ごしてきたチャ・ウヌ、MJ、ジンジン、ユン・サナが残した手紙は、この空間を訪れたファンの目に留まり、オンライン上で拡散された。SEVENTEENのスングァンは、四十九日を翌日に控えた6月5日、ここを訪れて切ない手紙を残したりもした。
ASTROメンバーたちは今もムンビンさんへの深い懐かしさを拭えずにいる。
ミュージカル『ドリームハイ』（原題）で日常に復帰したジンジンは6月3日未明、ムンビンさんの写真と共に「周囲で夢の話をたくさんしていた。僕の夢にはなぜ出てこないのか。なんでもいいから一度だけ会いたい、ビンよ」とし、「“会いたい”という単語がこれほど切実だったことはなかったようだが、ただ一日だけでも、僕たちだけで幸せに過ごせたら」と、切ない気持ちを表現した。
ドラマ『ワンダフルワールド』（仮題）の出演を公式化し、次回作の歩みを明らかにしたチャ・ウヌも、やはり最近まで故人と一緒に撮った写真を公開し、歌を歌う姿も伝えて懐かしむ気持ちを見せた。YouTubeチャンネルに10cmの『ストーカー』カバー曲映像を公開し、ムンビンさんに対する気持ちを表わした。
辛い気持ちを落ち着かせ、日常に復帰したメンバーに対するファンの応援と支持も続いた。メンバーのユン・サナは来る6月20日、台湾ビデオ通話ファンミーティングの開催を確定し、最年長MJも部隊内の軍楽隊イベントに参加する姿が捉えられたりもした。
最近、とあるオンラインコミュニティにASTROのチャ・ウヌ、ユン・サナ、ラキが、妹ムン・スアと共にジンジンが出演したミュージカル『ドリームハイ』を観覧する写真が公開されて話題を集めた。
悲しみに陥ったムン・スアを実の兄であるムンビンさんに代わって、ASTROメンバーたちが優しく気遣う姿にファンも応援を送った。
大切な人を見送り、相変わらず生き生きとした懐かしさの中で日常を続けている人々。ムンビンさんに向けた哀悼と共に、残された人々への励ましと慰労の声は今も続いている。
ムンビンさんを哀悼する追慕の空間は、場所を移して維持される予定だ。追悼は京畿道広州・南漢山城にある国清寺に設けられた「月の空間」で続けることができる。6月7日午前5時30分から長期的に運営する計画だ。
ファンタジオは「ムンビン君の宗教は仏教ではないが、遺族の方々の要請で用意した」とし、「いつでも気楽に訪問して少しでも心を慰め、慰められる空間になることを心より願う」と伝えた。
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