不動産で大きな利益を上げる韓国芸能界の“達人”たちが話題だ。
“愛の不時着カップル”俳優ヒョンビン&女優ソン・イェジンの夫婦が最近、ソウル三成洞(サムソンドン)の不動産を売却して18億ウォン(約1億8000万円)の差益を得たというニュースが伝えられたなか、韓国芸能界の財テク達人たちに注目が集まっている。
ソン・イェジンは最近、10年以上も保有していたソウル江南(カンナム)区・三成洞に位置する高級ヴィラを48億ウォン(約4億8000万円)で売却した。2008年に30億ウォン(約3億円)で購入した不動産を売り、18億ウォンの差益を得たのだ。
ヒョンビン&ソン・イェジンが保有している不動産の価値は、数百億ウォン(数十億円)に上る。ソン・イェジンは2020年に新沙洞(シンサドン)のビルを160億ウォン(約16億円)で買い入れた。
夫のヒョンビンも2021年にソウル銅雀(トンジョク)区・黒石洞(フクソクドン)の高級ヴィラを40億ウォン(約4億円)で売却し、13億ウォン(約1億3000万円)の差益を得た。ヒョンビンは2009年にそのヴィラを購入し、11年間居住した。
2013年には江南区・清潭洞(チョンダムドン)の多世帯住宅を48億ウォン(約4億8000万円)で買い入れて商店ビルを新築した。その建物の相場は現在、100億ウォン(約10億円)以上と推定されている。ヒョンビンとソン・イェジンが居住している京畿道・九里(クリ)市のペントハウスも、相場が50億ウォン(約5億円)以上と推定される。
ヒョンビン&ソン・イェジン夫婦だけではない。
去る5月10日には、昨年、個人間におけるマンションの歴代最高取引価格である130億ウォン(約13億円)を記録したソウル・トゥクソムのペントハウスの購入者が女優チョン・ジヒョンというニュースが伝えられた。
契約後、7カ月間も取引の内訳が登記簿謄本に上がらず、疑問視されたりもしたが、5月8日に所有権移転登記が受け付けられ、チョン・ジヒョンがその取り引きをしたという事実が明らかとなった。
ただチョン・ジヒョンは、夫でALPHA資産運用の代表であるチェ・ジュンヒョク氏と共同で、そのペントハウスを買収した。持分はチョン・ジヒョンが13分の12、夫が13分の1だ。
購入代金130億ウォンのうち、チョン・ジヒョンが120億ウォン、夫が10億ウォンを出した。特に、そのペントハウスには住宅担保貸出がないことから見て、全額現金で購入したと見られるとも伝えられた。
これと関連してチョン・ジヒョン側は、「俳優の個人的な部分なので所属事務所でも具体的には知らず、申し上げるのが難しい」と立場を明らかにした。
その他にもチョン・ジヒョンは昨年2月、ソウル江西(カンソ)区・登村洞(トゥンチョンドン)の店舗を505億ウォン(約50億5000万円)で購入しており、ソウル江南区のマンションや龍山(ヨンサン)区・二村洞(イチョンドン)の店舗、三成洞の店舗など、様々な不動産を保有していることがわかった。
2021年9月には、ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)の店舗を235億ウォン(約23億5000万円)で売って、149億ウォン(約14億9000万円)の差益を得たりした。
俳優のイ・ビョンホンも有名な財テク成功スターだ。イ・ビョンホンは2018年にソウル永登浦区のビルを260億ウォン(約26億円)で購入し、3年後の2021年に366億ウォン(約36億6000万円)で売却した。差益は106億ウォン(約10億6000万円)だ。売却前まで毎年、約12億ウォン(約1億2000万円)の賃貸収益を上げたとも伝えられた。
コメディアンのパク・ミョンスと韓方医のハン・スミン夫婦も、世界的に人気の「Sカフェ」財テクで話題になったりした。ハン・スミンは2011年、本人名義でソウル城北区に位置するビルを29億ウォン(約2億9000万円)で購入。その後、ビルをリモデリングして「Sカフェ」を入店させ、その建物を3年後に46億6000万ウォン(約4億6600万円)で売却した。17億6000万ウォン(約1億7600万円)の差益を得たのだ。
さらにハン・スミンは同年、ソウル瑞草区に位置する建物と敷地を89億ウォン(約8億9000万円)で購入し、建物を建てて「Sカフェ」を入店させ、5年後に173億5000万ウォン(約17億3500万円)で売却した。建物を建てる費用を除いても、少なくとも50~60億ウォン(約5~6億円)の相場差益を得たという推測が続いている。
ハン・スミンは最近もソウル麻浦区の建物を購入し、建物を取り壊して新築工事を進めている。今回も「Sカフェ」を入店させ、相場差益を得るのか帰趨が注目されている。
(記事提供=OSEN)
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