第1世代のK-POPグループH.O.T.の5年にわたる“商標権論争”が、ついに幕を下ろした。
【写真】独立したのに商標権を無償で譲渡されたK-POPグループが?
アイドルグループH.O.T.の元商標権者が再結合コンサートを開いた公演企画会社を相手に商標権侵害訴訟を起こしたが、最終敗訴した。
韓国法曹界が5月23日に明らかにした内容によると、最高裁2部はSMエンターテインメントの元代表取締役キム・ギョンウク氏がソルトイノベーションを相手に起こした商標権侵害禁止訴訟(原告敗訴)について、原審の審理不続行棄却が確定した。
審理不続行棄却は、「原審判決に法違反などの理由がないと判断されれば本案審理なしに上告を棄却する」という手続きだ。
キム氏は、H.O.T.が再結成コンサートを控えた2018年10月に商標権の所有を主張。ロイヤリティ支給を要求した。当時H.O.T.の再結成コンサートを企画・進行したのは公演企画会社ソルトイノベーションで、キム氏による申し立てが議論を呼んだことから実際の公演はH.O.T.のフルネームである「High-five of Teenager」名義で行われた。
キム氏はその後、同年12月に「ソルトイノベーションがH.O.T.商標を広報及び企画目的で無断利用した」とし、同社及びメンバーのチャン・ウヒョクを相手に民事訴訟を起こした。裁判の過程で、チャン・ウヒョクに対する訴訟は取り下げられている。
しかし、裁判所はすでにキム氏による商標登録は無効と確定づけた。再結成コンサートで使用されたロゴに関してもキム氏の著作権を認めることが困難だとし、商標権侵害の主張が受け入れられることはなかった。
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