とあるボーイズグループの生みの親の美談がK-POP界を温かくした。
【写真】「180cmで40kg台?」INFINITEメンバーに心配の声
ボーイズグループINFINITEの制作者であるWoollimエンターテインメントのイ・ジュンヨプ代表が、「INFINITE」の商標権を無償でメンバーに譲渡した。
INFINITEは5月8日、リーダーのキム・ソンギュを主軸に「INFINITEカンパニー」を設立し、メンバー全員がそろった“完全体”での活動に乗り出した。
今年でデビュー13周年を迎えたINFINITEは、キム・ソンギュ、チャン・ドンウ、ナム・ウヒョン、イ・ソンヨル、エル、イ・ソンジョンで構成された6人組ボーイズグループだ。
2010年にデビューし、『Be Mine』『Man In Love』『BTD』などのヒット曲を出して第2世代のK-POPを牽引。2017年にメンバーのホヤが脱退し、7人組から6人組に再編された。
そんなINFINITEは、Woollimエンターテインメントが初めてローンチしたアイドルグループでもある。当時、HIPHOPグループのEpik Highなどのマネジメントを担当していたWoollimエンタのイ・ジュンヨプ代表が、オフィステルの保証金を差し引いてミュージックビデオを制作するほど愛情を傾けた。
その結果、INFINITEは成功し、Woollimエンターテインメントは現在のソウル麻浦(マポ)区・城山洞(ソンサンドン)の社屋を建設することができた。
INFINITEのメンバーたちは現在、自分たちのルーツであるWoollimエンターテインメントと決別した状態だ。最後までWoollimエンターテインメントに残っていたナム・ウヒョンが2022年の契約終了後、現所属事務所のJflexに籍を移した。
しかしイ・ジュンヨプ代表とは、依然として親しい友愛を交わしている。イ・ジュンヨプ代表もやはり、自分と若い時代を共にしたINFINITEへの愛情が格別だと知られた。
K-POP関係者によると、イ・ジュンヨプ代表は最近、メンバーたちに「INFINITEの活動を応援する」とし、リーダーのキム・ソンギュの誕生日に合わせて商標権を無償で譲渡した。
商標権登録照会サービスであるKIPRISによると、INFINITEは2010年にWoollimエンターテインメントが商標権を出願したが、2023年4月21日付ですべての権利をINFINITEカンパニーに移転登録した。
これは、商標権の問題をめぐって所属事務所とグループメンバーが何度も激しい葛藤を生み出していたK-POP界では、非常に珍しい事例だ。
実際にボーイズグループ「HIGHLIGHT」の場合、前所属事務所CUBEエンターテインメントから「BEAST」としてデビューしたが、商標権問題をめぐって葛藤し、グループ名を変えることになった。
ボーイズグループ「SHINHWA」もやはり、メンバーたちが一丸となって商標権の譲渡訴訟を提起し、3年余りの訴訟の末に2015年にSHINHWAというグループ名を取り戻した。
なおINFINITEカンパニーに所属したINFINITEメンバーたちは、デビュー記念日である6月9日、公式YouTubeチャンネルを通じてメンバー全員でライブ放送を進行する計画だ。
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