コカインや大麻など5種類の麻薬容疑を受けている俳優ユ・アイン(36)に対して、警察が逮捕も辞さない立場を伝えた。
5月15日、警察庁・国家捜査本部長は記者懇談会で「なるべく迅速に出席日を調整して調査を受けるほうがいい」とし、「そうならなければ、そう(拘束令状の申請、逮捕)しなければならない」と明かした。
もともとユ・アインは、5月11日に2回目の警察召喚調査を受ける予定だったが、調査を受けるソウル警察庁・麻浦(マポ)警察署の前に取材陣が多いという理由で、調査を拒否した。
ソウル警察庁・麻薬犯罪捜査隊は5月13日にユ・アインに再び出席日程を通知したが、ユ・アイン側は非公開召喚を保障してほしいとの立場を守り続けている。
そのため警察は、ユ・アインが召喚を拒否し続けた場合、強制手段を動員するしかないという立場だ。
先立って3月27日、ユ・アインは被疑者の身分で初めて召還調査を受けた。12時間ほど行われた調査を終えたあと、ユ・アインは「調査で明らかにできる事実をそのまま話した」とし、「不祥事でこのような場に立って、これまで私を愛してくれた多くの方々に失望を与えた点、深く反省する」と頭を下げた。
また、「捜査が終わっていない状況なので直接内容を話すことは慎重だが、個人的に私の逸脱行為が誰にも被害を及ぼさないというような自己合理化の沼に陥っていたようだ。こんな私を見るのはとても不便だが、このような瞬間を通じて、これまで生きてこなかった本当により健康な時間を生きる機会にしたい。失望させて本当に申し訳ない」と改めて謝罪した。
ユ・アインは現在、プロポフォール常習投薬容疑のほかにも、国立科学捜査研究院の精密鑑識結果検出された大麻類、ケタミン、コカイン、ゾルピデムの投薬容疑を受けている。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
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