俳優ナム・ジュヒョクの“いじめ”疑惑が再び注目を集めている。
4月26日、YouTubeチャンネル「芸能裏大統領イ・ジンホ」では、『一体なぜ悔しがったのか?』というタイトルの映像が公開された。
昨年、ナム・ジュヒョクのいじめ疑惑が初めて明るみになった際、「被害に遭った」という当事者はいたが、加害者を見つけられずうやむやになっていた。
この映像は、「ナム・ジュヒョクは被害者に数回会ったが、お互いの主張はあまりにも交錯していた。ナム・ジュヒョクをはじめとする友人や先生たちも、“いじめはなかった”と供述する。だが、被害者たちは“スマートフォンを強制的に奪われてデータホットスポットをオンにされたし、パンシャトル(パンを買いに行かせるパシリ)があり、友人たちの強い圧力でやむを得ず、他の友人とスパーリングさせられた”と主張する」として状況を説明している。
続けて「被害者たちに直接連絡を取ってみたところ、関連資料はあるが、明確に当時の状況を立証できる資料は確保できなかった。また証言してくれる友達もいない。在学当時、いじめられ、この過程で肩を並べる友人が誰もいなかった。またその友達を探して話をしてほしいと言っても、誰も話してくれないようだ」という話を伝えた。
この被害者の主張の中で、“スパーリング”の正体が何なのかに注目が集まった。
今回の映像によると「友人たちが休み時間に2人でレスリングや喧嘩をすること」と話している。「自分たちが望んでするのではなく、友達が無理やり“スパーリングをしろ”という、いわゆる動物園の猿になることだ」と説明した。
また「あるポーズを取りなさい、ある技を使うよう指示する。やられる立場ではとても辛かった」とも伝えている。
続いて問題の“スパーリング”映像も公開された。映像には、2人の男子がスパーリングをしており、他の友人たちが指示をしながら見物している様子が収められている。大柄な男子が蹴りを試みて倒れると、周囲が大きく笑っている様子も確認できた。
「この映像の被害者は背も高く、大柄な友人だ。しかし、この人は運動神経がよくない。転ぶ姿を他の友達が指をさして笑う。当時の状況について尋ねると被害者は「本当にやりたくなかったが、無理やりやらせてやった。何か特別な技術を見せなかったり、このように笑わせるポイントがなければ、引き続きこのスパーリングを持続しなければならなかった。 それで仕方なく空中に飛び蹴りをして嘲笑されたことで終わった。しかし、スパーリングはその後も続いた」と話している。
ただし「当時、現場にナム・ジュヒョクがいたかについては主張が交錯している状況」と述べるにとどめている。イ・ジンホは「状況上、いじめの跡が随所に確認できた。果たして、このような状況の中で先生たちがどのような話をするのかが注目される」と話した。
◇ナム・ジュヒョク プロフィール
1994年2月22日生まれ。韓国・釜山出身。2014年のドラマ『インヨ姫』で俳優デビュー。ドラマ『恋するジェネレーション』『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』『ハベクの新婦』などで主演を務め、2018年には映画『安市城 グレート・バトル』でスクリーンデビューを果たした。最近作にドラマ『まぶしくて-私たちの輝く時間-』『スタートアップ:夢の扉』『保健教師アン・ウニョン』『二十五、二十一』など。
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