俳優ソン・ガンホが今年で8回目のカンヌ映画祭進出が決まった中、ソン・ジュンギの出演作が初めて招待された。
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ただ、今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に進出した韓国映画は一作品もなく、少々残念な気持ちを残す。
4月13日午後(日本時間)、カンヌ国際映画祭執行委員会は公式SNSを通じて第76回カンヌ国際映画祭の公式招待作を一斉に発表した。
毎年5月頃から封切りを控えた作品がカンヌ映画祭に大挙出品するだけに、韓国映画界関係者の耳目が集中する時間だった。
同日公開されたコンペティション部門およびアウトオブ・コンペティション部門の招待作のうち、韓国映画は2作品だった。
まずキム・ジウン監督と俳優ソン・ガンホが再会した『クモの巣』はアウトオブ・コンペティション部門に上がった。
『クモの巣』は、1970年代を舞台に、撮り終えた映画の結末を再び撮ればさらに良くなるという強迫観念に陥ったキム監督(ソン・ガンホ扮)が、検閲当局の妨害や変更を理解できない俳優や製作者など、気が気でない悪条件の中で撮影を敢行しながら起きる出来事を描いた作品だ。
キム・ジウン監督は3度目、ソン・ガンホは8度目のカンヌ映画祭参加となる。
一方、ソン・ジュンギはデビュー後初めて映画『ファラン』でカンヌに行くことになった。
ある視点部門でカンヌに参加する『ファラン』は地獄のような現実から抜け出したい少年ヨンギュ(演者ホン・サビン)が、組織の中間管理職チガン(演者ソン・ジュンギ)と出会って繰り広げられるノワールドラマだ。
新鋭キム・チャンフン監督の長編デビュー作だが、ソン・ジュンギ、ホン・サビン、キム・ヒョンソらが呼吸を合わせた。2008年の映画『霜花店 運命、その愛』でスクリーン・デビューしたソン・ジュンギにとっては、映画挑戦15年目にカンヌ映画祭に進出することになった。
今年1月30日、婚姻申告を終えたソン・ジュンギが妻ケイティ・ルイーズ・ソーンダースと公式上映会に共に参加するものと予想される。
昨年は『別れる決心』のパク・チャヌク監督、『ベイビーブローカー』に主演したソン・ガンホなど、2本の韓国映画がコンペティション部門に進出して受賞を期待されたが、今年はコンペティション部門にノミネートされた韓国映画がなく、やや残念だ。
来る5月16日に開幕する76回カンヌ国際映画祭は27日までフランス南部の都市カンヌ周辺で行われ、開幕作は俳優ジョニー・デップが出演したフランス映画『Jeanne du Barry』となる。
(記事提供=OSEN)
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