アイドル大国ともいえる韓国。その背景にはオーディション番組の存在がある。
【画像】“AV女優”とのパーティーの様子…韓国アイドル、オーディション降板
今年も複数のオーディション番組が放送されており、未来のトップスターを夢見る若者たちがしのぎを削っている。
そのなかでも、『少年ファンタジー』に一際目を引く参加者が登場した。
その人物とは、SNSのフォロワー数が140万人を超えるタイの人気BL俳優「ヤヤ」だ。1997年生まれで最年長だが、すでにファンが多いということから大いに期待がかかっていた。
そんななか、4月6日に放送された#2では、#1に続いて54人の少年たちの入学評価の模様が放送された。ここでMCを務める東方神起のチャンミンは「インスタのフォロワー数は私とあまり差がない。とても有名な方だね」とヤヤを紹介した。
審査員のウヨン(2PM)も「ドラマ出演16本のキャリアとこれほどのフォロワーがいれば、作品もうまくいくようだ」と期待をあらわにしていた。
しかし、いざヤヤのパフォーマンスが始まると、プロデューサーたちの表情はすぐさま渋いものに。カン・スンユン(WINNER)は「ファンミーティングの時に歌えばファンはすごく喜ぶだろう」と期待以下の実力に失望し、チャンミンも「うん、そんな感じ」と激しく同意。
パフォーマンス後、ジニョン(B1A4出身)が「ダンスは準備をしてこなかったんですか?」と尋ねると、ヤヤは「ダンスはサビ一つを準備してきた」として、TREASUREの『Going Crazy』を披露した。
だが、ヤヤのダンスを見た審査員たちは失笑するしかなかった。ウヨンは「本当に理解できない。あんなに人気があるのに、どうしてここに来た」とため息をつくしかなかった。
その後のインタビューでジニョンは、「ダンスが重要だということを知りながらも、サビしか準備してこなかった。だからといって、サビをたくさん練習したような感じもなかった」と改めて失望感を吐露。カン・スンユンも「軽い気持ちで出てきた子はちょっと不快ですよね。誰かにとっては命懸けのことなのに」と酷評していた。
結果、ヤヤは最低ランクの3レベルと評価されたのだが、知名度や固定ファンの多さからか、視聴者投票では4位と上位に食い込んだ。
そのため同回の放送後、ネット上では「ヤヤの4位はあり得ない」「なんでこの子が?」「ヤヤは違う」などの手厳しい声が相次いだ。
有名人がオーディション番組に参加することは悪いことではない。実際のその影響力で、視聴者投票では4位だ。ただ、練習もまともにしていないヤヤに批判の視線が集まっていることも事実だろう。
ヤヤの存在は、今後の韓国オーディション番組のあり方に一石を投じることになるかもしれない。
■【写真】私生活が…“日本人参加者”、韓国オーディション番組から降板
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