過去にまったく知らない男に「恋人だ」と主張されて苦労した女優のムン・チェウォンが、6年ぶりに度を超えたデマのせいで法的対応に乗り出した。
3月13日、ムン・チェウォンの所属事務所IOKカンパニー側は「当社の所属俳優ムン・チェウォンと関連して各種オンラインコミュニティ、SNS、YouTubeなどで根拠のない虚偽事実があたかも事実であるかのように流布されている状況が多数発見された」と話した。
続けて、「これにより所属俳優の精神的な被害はもちろん、イメージ、名誉、人格を深刻に毀損させ、ファンの皆様が深刻な被害を受けていることを認知している」とし、「この間、当社は継続的なモニタリングとファンの皆様が情報提供してくれた資料を土台に、状況を鋭意注視していたが、ますます度を超えたデマが手に負えないほど生産されており、これ以上黙過する水準ではないと判断し、所属俳優を保護するために強力な法的対応を進めたいと思う」と、強硬対応の立場を伝えた。
所属事務所は内部的に長期間のモニタリングと情報提供で1次証拠収集を完了し、追加的な証拠資料を土台に法務法人を通じて告訴状を提出する予定だ。
所属事務所側は「このようなことが再発しないよう、虚偽事実流布者、悪質なデマの生成および掲示者、悪質コメント掲示者などに、今後いかなる合意や善処もなく厳重な措置を取ることをお知らせする」と話した。
ムン・チェウォンはこれに先立って2017年にも、とあるオンラインユーザーの度を超えたファン心のせいで法的対応を取った経緯がある。
その人物は自身のブログに、「私が女優ムン・チェウォンの恋人であることを最後まで否定する精神病者たちに送る手紙」という文章を載せた。
彼は「2015年3月から付き合っている」という虚偽事実を主張し、「事実でなければ全国民が見る前で自分の指を切る」などと過激な発言を行った。さらに名誉毀損といえる性的な侮辱を与える文章で、議論を巻き起こした。
この“詐称男”は、2015年からムン・チェウォンと付き合っているという内容のデマを自身のSNSに連続的に掲載してきた。侮辱を感じかねない名誉毀損の書き込みが大半だった。
これに対してムン・チェウォンの前所属事務所であるNAMOO ACTORS側は、公式ホームページを通じて警告した。警告にもかかわらず、詐称男は継続的に文章を掲載したため、事務所側は最終的に江南(カンナム)警察署に告訴状を提出。それから5カ月後、詐称男に有罪判決が下された。
当時、水原地裁城南支院・刑事3単独のユ・ソクチョル判事は、情報通信網法上の名誉毀損の疑いで裁判にかけられた詐称男に懲役1年、執行猶予2年を宣告。芸能人の名誉毀損の法的対応と関連して懲役1年、執行猶予2年という宣告が下るのは珍しいケースだった。それだけムン・チェウォンに大きな苦痛を与えたということだ。
特に調べてみると、ムン・チェウォンがその男のせいで、なんと3年間も心理的な苦痛を受けていた。法的対応を通じて少しだけ心の苦労を振り払ったが、それから6年が過ぎて再びとんでもないデマが出て法的対応に乗り出した状況だ。
(記事提供=OSEN)
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