社会的に波紋を呼んでいるNetflixドキュメンタリー『すべては神のために:裏切られた信仰』を手掛けたチョ・ソンヒョンPDが、「MBCの中にもキリスト教福音宣教会(JMS)信徒がいると聞いた」と明らかにした。
チョ・ソンヒョンPDは3月10日午前、ソウルのロッテホテルで行われた記者懇談会に出席し、「取材をしながら、社会のあちこちのハイクラスにカルト宗教の信徒が多くて驚いた」とし、「ただ宗教の自由は憲法で保障された国であるため、カルト宗教の信徒であることがダメだとは言い難い」という意見を明らかにした。
実際、『すべては神のために』に出演した檀国(タングク)大学のキム・ドヒョン教授は前日、KBS1チャンネルの生放送番組『ザ・ライブ』に出演し、「KBSにもチョン・ミョンソク(JMS総裁)を庇護するJMS信徒がいる」と主張したのだ。
この発言を受け、KBSは3月10日午前、直ちに調査に着手すると明らかにしている。
チョPDは「撮影過程で私たちの情報が流出し続けたことで、私たちのチームはもちろん、Netflixも非常に疑っていた」としながらも、「ただし、JMS信徒たちが社会的に害悪を及ぼさなかったとすれば、その方々を対象にした“魔女狩り”は自制しなければならない。過ちは教祖と宗教のリーダーたちが犯したことだ」とし、「その点を混同してはならない」と力を込めて話した。
MBCの調査報道番組『PD手帳』のチームが製作した『すべては神のために』は、JMSのチョン・ミョンソク、五大洋事件を起こしたパク・スンジャ、アガドンサン事件のキム・ギスン、万民中央教会のイ・ジェロクと、1980年代から2023年現在まで韓国社会に大きな波紋を起こした“カルト宗教”を追ったドキュメンタリーだ。
3月3日より配信が始まると、ドキュメンタリーとしては異例の話題を集め、社会的に波紋を呼んでいる。
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