BTS・SUGA、楽曲にカルト教祖の声が入っていると物議…「理解が足りなかった」と公式謝罪

2020年06月01日 K-POP #BTS

BTS(防弾少年団)のSUGAがAgust D名義で発表した2作目のミックステープ『D-2』の収録曲『What do you think?』について、所属事務所であるBig Hitエンターテインメントが公式に謝罪した。

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Big Hitは、曲の出だしに入った声がアメリカの新宗教(カルト)の教祖、ジム・ジョーンズの演説だったことを知らなかったとし、「内部のプロセスによって内容の適正性を確認する手続きを行ったが、選定および検収の過程で不適切なサンプルであることを認識できず、曲に含めた」と説明。

謝罪要求が殺到

「全世界を対象にしたさまざまなコンテンツを検収する独自のプロセスを通じて社会、文化、歴史的に問題視されそうな内容を確認しているが、すべての状況を理解し、対応することに限界があることを経験している。今回の場合は事前に認知できず、それに関する歴史的・社会的状況に対する理解も足りなかった」と認めた。

その上で、「これによって傷ついたり、不快感を感じた方々にお詫び申し上げる。問題点を確認した直後、該当部分を直ちに削除して再発表した。アーティスト本人も、思いがけないところで問題が発生したことに当惑しており、深い責任感を感じている」と伝えた。

SUGA

『What do you think?』は、SUGA自らが成し遂げた成果を振り返り、アンチファンへのメッセージが込められた曲だ。曲の発表後、SNSを中心にサンプリングの音声が不適切という指摘と、Big HitとSUGAに解明と謝罪を要求するコメントが相次いだ。

問題となったサンプリングは、ジム・ジョーンズが1977年の演説で発した「あなたは死んでも生きるだろう。生きて信じる者は決して死なないだろう」(Though you are dead, yet you shall live, and he that liveth and believeth shall never die)という音声だった。

ジム・ジョーンズは1977年、信者たちを移住させた南米ガイアナに「ジョーンズタウン」という村を作り、強制労働や虐待に加担。そして翌年、子供を含む約900人に服毒自殺を指示した「ジョーンズタウン大虐殺事件」を起こしている。

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