大女優のユン・ジョンヒがアルツハイマー認知症との闘病の末、この世を去った。
【注目】ユン・ジョンヒの“後見人”めぐり家族間で争い…多額の財産?
1月20日、韓国映画界によると、ユン・ジョンヒがパリで79歳の人生を終えた。先立って家族たちは「ユン・ジョンヒは毎日とても平穏な生活をしている」として療養生活を知らせた。
闘病や家族間の問題で苦しい晩年を送ったが、華やかだった世の中と別れて星になった。
1944年生まれのユン・ジョンヒは、23歳だった1967年に1200倍の競争率を勝ち抜いて映画『青春劇場』でデビューした。
大鐘(テジョン)賞など8つの新人賞と青龍映画祭の人気賞などを受賞し、ムン・ヒ、ナム・ジョンイムと共に1960~70年代を代表する女優トロイカとして愛された。
1976年にはピアニストのペク・ゴンウと結婚。その後、韓国とフランスを行き来しながら20本余りの映画に出演した。2010年にはイ・チャンドン監督の『ポエトリー アグネスの詩』のヒロインとして出演し、カンヌ映画祭でスタンディングオベーションを受けた。
しかし晩年は騒々しかった。
2019年5月にパリへ行った後、ユン・ジョンヒの後見人をめぐって家族間で法廷争いが繰り広げられたのだ。ユン・ジョンヒの兄弟らは国民請願掲示板に「ユン・ジョンヒが夫と娘から放置されたまま、一人で闘病中」と主張する文章を載せて疑惑を提起した。
しかし2020年11月、パリの高裁は「ユン・ジョンヒが安らかな環境で生活している」とし、娘の後見人として地位を維持する判決を下した。2021年9月に放送に出演した夫ペク・ゴンウは妻のアルツハイマー闘病の近況を伝え、「今の生活が最も理想的なようだ。そこは本当に平和で美しい」と話した。
ユン・ジョンヒはアルツハイマー認知症との診断を受けた後、家族とフランスで療養に集中した。しかし病魔に勝てず、愛する人たちのそばを離れた。
(記事提供=OSEN)
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