「よく育った」子役出身の俳優たちがテレビと映画を席巻中だ。
【画像】“ウ・ヨンウ役”の女優パク・ウンビン、小3当時の写真
今年初めのMBCドラマ『赤い袖先』のイ・セヨンを皮切りに、Netflixドラマ『今、私たちの学校は…』のユン・チャンヨン、パク・ジフ、tvNドラマ『LINK:ふたりのシンパシー』のヨ・ジング、ムン・ガヨン、そしてENAドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビンまで、子役出身の俳優が大活躍を繰り広げている。
彼らは平均20年以上にもなる芸能界のキャリアを基盤に、見事な演技で視聴者と観客を魅了した。
女優パク・ウンビンとイ・セヨンは、子役出身演技者の代表格だ。1992年生まれで同い年の2人は、シンドローム級の人気を見せた『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と『赤い袖先』でドラマ人気を牽引した。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で弁護士ウ・ヨンウを演じるパク・ウンビンは、1994年に子供服のモデルとしてデビュー。以降、人生の大部分を演技者として活動した。『赤い袖先』のイ・セヨンも1997年のドラマ『兄弟の川』を皮切りに、数多く作品で視聴者に会った。2人とも優れたルックス、たしかな演技力で、幼い頃から放送局が渇望する人材だった。
また学生時代には誠実に学業を遂行し、それぞれ西江大学と誠信女子大学に進学した点も共通点として挙げられる。扇情的な作品に出演せずとも成人役に溶け込み、誠実で着実な演技活動でついに“人生キャラクター”(ハマり役)と巡り会ったという点で、他の子役出身俳優のロールモデルに挙げられる。
2000年生まれで22歳の俳優キム・ヒョンギも、映画『閑山:龍の出現』(原題)で妓生(キーセン)を演じてイメージの変身を図る。
キム・ヒャンギは『閑山:龍の出現』で、倭軍将軍(演者ピョン・ヨハン)の最側近に潜入する諜者であり、妓生でもあるチョン・ボルムを演じる。そのため赤い口紅と華やかなカチェ(朝鮮王朝時代に使用されたかつらの一種)で以前とは異なる姿を見せた。
キム・ハンミン監督がキム・ヒャンギとの交渉のために初めて所属事務所に問い合わせた際、関係者は「(子役出身)のキム・ヒャンギがどうやって妓生の役割を果たすか」と難色を示したが、シナリオを読んだキム・ヒャンギ自身が出演を決めたという。キム・ハンミン監督は「本能的な作品選別能力がすごい」と賞賛した。
また彼女は8月1日に初放送されるtvNドラマ『朝鮮精神科医ユ・セプン』(原題)で、他者の心を治療する20代前半の寡婦ソ・ウヌとなって視聴者に会う。
映画『哭声/コクソン』(2016)で観客の視線を奪った女優キム・ファンヒも、今年20歳の成人になった。昨年、漢陽大学・演劇映画学科に進学した彼女は、同年のMBCドラマ『目標ができた』(原題)を通じて「2021 MBC演技大賞」で単幕劇部門の女優優秀演技賞を受賞する栄誉を抱いた。
去る5月公開された映画『アンニョンハセヨ』(原題)では、俳優イ・スンジェと呼吸を合わせ、“実力派”としての姿を誇った。
俳優ヨ・ジングとユン・チャンヨンは男子役出身の代表だ。
ヨ・ジングは映画『ファイ 悪魔に育てられた少年』、ドラマ『王になった男』『ホテルデルーナ』『怪物』など出演作ごとに多彩な魅力と優れた演技で視聴者を魅了し、子役のイメージを消した。彼は7月26日に放映終了したtvNドラマ『LINK:ふたりのシンパシー』でシェフのウン・ゲフンに扮して視聴者に会った。
比較的小さい身長にもかかわらず、主演俳優として着実に起用されるのは、卓越した演技力と重厚な声が大きな役割を果たしているという評価だ。
『今、私たちの学校は…』のユン・チャンヨンは、子役出身俳優のなかで次世代を率いる期待株に挙げられる。ドラマ『少年非行』などで学生の役割を演じた彼は、年内に放送されるENAドラマ『デリバリーマン』(原題)でタクシー運転手役を引き受け、初の成人演技に挑戦する。
他にも『その年、私たちは』のエヌ・ジェイ役で出演したノ・ジョンウ、『LINK:ふたりのシンパシー』のムン・ガヨン、『今、私たちの学校は…』のパク・ジフなどが成功した子役出身として取り上げられる。
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