ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のメインキャラクターは誰?“捨てキャラ”のいないドラマに注目

2022年07月19日 テレビ #Netflix #韓国ドラマ

韓国で人気を誇るドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の高評価ぶりがすごい。

【写真】“小学校3年生の”パク・ウンビン「ぜんぜん変わらない」

ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、自閉スペクトラム症を持つウ・ヨンウの弁護士としての成長期であり、障がい者と非障がい者が共に生きていく、成熟した共同体に対する悩みを強く溶け込ませた。社会的にも大きな反響を与え、ドラマの人気は右肩上がりだ。

毎回、自分だけのやり方で事件を解決し、多様な人々と触れ合いながら一歩一歩、成長するウ・ヨンウ(演者パク・ウンビン)の弁護士生活は視聴者に笑いと温かい感動を与えている。

視聴率と話題性も連日上昇している。先週(7月14日)放送された第6話の視聴率は全国で9.6%、首都圏で10.4%(ニールセンコリア調べ、有料世帯基準)を記録し、再び自己最高視聴率を更新。ターゲット層である「2049」(20~49歳)の視聴率も5.3%と、全チャンネルで1位を占め、話題性チャートも総なめした。地上波や総合編成チャンネル、ケーブルチャンネルを含めた全体のドラマの話題性部門で59.16%を記録し、圧倒的なシェアで3週連続1位を独占中だ。

(画像提供=AStory、KT Studiogenie)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

ウ・ヨンウは社会の偏見と差別に屈せず、一歩ずつ前進している。時に冷酷な現実と自身の限界を悟る瞬間に向き合うこともあるが、ウ・ヨンウの言葉のように「自分だけでつくられた世界」で過ごしていた彼女の世界は少しずつ、広がっていく。

ユ・インシク監督も「今後もヨンウには多くのミッションが課される。それらの事件を解決する過程で人生の大きな山のような存在に直面したり、愛の喜びと悲しみを経験したりもする」と話している。

視聴者の心にも“春の日差し”のように染み渡り、癒しを与えるウ・ヨンウの仲間たち。その特別な関係性とケミストリーをキャラクターごとに紹介する。

「ときめき」という馴染みのない感情を悟らせたイ・ジュノ

イ・ジュノ(演者カン・テオ)は優しくて、親切だ。会社で絶対に“してはいけない”「クジラ」の話ができる唯一の話し相手でもある。そんな2人は、互いに不慣れで微妙な感情が芽生え始めた。

自分は被告人に役立つ弁護士ではないと言い、事務所を離れたヨンウに「僕はウ弁護士と同じ方になりたいです。ウ弁護士のような弁護士が私の見方でいてほしいです」という彼の一言は小さな波動を起こし、イ・ジュノとチェ・スヨン(演者ハ・ユンギョン)が会話するときには感じたことのない感情を感じさせた。

感情表現が下手で他人の心を理解しにくいヨンウに「ときめき」という感情を初めて悟らせたイ・ジュノの存在は特別だ。

前回の放送でイ・ジュノは、クォン・ミヌ(演者チュ・ジョンヒョク)とお酒を飲みながら、ウ・ヨンウへの思いをほのめかした。このシーンを見た視聴者は共感や慰労、そしてときめきを越えて愛に変化していくのか、関係の変化に期待が集まる。

「会社に1人はほしい!」方法ではなく、方向を提示する“指導者”チョン・ミョンソク

チョン・ミョンソク(演者カン・ギヨン)はヨンウをはじめ、新人弁護士に対する配慮と尊重、信頼を土台に“指導者”としての品格を高めている。自分のミスと責任を認め、相手の才能と能力に称賛を惜しまず、ヨンウに一つの“チーム”としての同僚愛と責任感を植え付け感動を与えた。

違った見方で隠されていた争点を探し出す新人弁護士ウ・ヨンウを通じて、自身を振り返ることもできるチョン・ミョンソク。何よりも、犬猿の仲のチャン・スンジュン(演者チェ・デフン)が数十億ウォン(日本円で数億円)の顧客を逃したと責めても、ヨンウとスヨンに「それでも『たかが公益事件』『たかが脱北者一人』とは思わない」と話すミョンソクの所信と信念は輝いていた。

このように良い上司の見本であり、真の大人の意味を悟らせたミョンソクは新入弁護士ウ・ヨンウに、方法ではなく方向を提示する「真の」指導者として人気を博している。

「自分だけでつくられた世界」に住むウ・ヨンウの友人ドン・グラミとチェ・スヨン

「私」だけでつくられた世界に住んでいたヨンウに、「あなた」となってくれた友達との友情はこの上なく大切だ。

学生時代、クラスメイトのいじめから守ってくれた親友のドン・グラミ(演者チュ・ヒョニョン)、そして他の人より格段に難しいロースクール時代の生活を助けてくれた同期のチェ・スヨン(演者ハ・ユンギョン)。

「ドンto the グ to the ラミ」でお馴染みのグラミは、成人になった今でもヨンウが最も心を開いている人物だ。ヨンウの仕事と恋愛に対して誰よりも応援するグラミは、突拍子もないが愉快で歯切れのない最高の“ヒント”を伝授する。

逆に、スヨンはヨンウにとって“春の日差し”だ。果てしない競争と評価の中でスヨンは、“どうせ1位”のヨンウに劣等感を感じたりもする。しかし、ヨンウは常にスヨンを「明るくて温かくて思いやりにあふれた人」だと感じていた。スヨンの些細な言葉と行動を記憶して“春の日差しチェ・スヨン”と定義するヨンウの姿が感動を与えている。

ウ・ヨンウの挑戦と成長に「刺激剤」となっているクォン・ミヌ

新人弁護士のクォン・ミヌにとって、ヨンウは手ごわいライバルだ。雇用期間を延長することが何より重要なミヌは、ヨンウの活躍が気にならざるをえない。

ミヌは、退職届を出し、無断欠勤中のヨンウにペナルティーを与えなければならないのではないかとミョンソクに異議を提起したりもした。

過度な競争意識と生存本能が憎らしいが、決して憎めない。彼の“腹黒策士”はヨンウの情熱と努力、そして勝負欲に火をつける刺激剤になった。しかし、フェアプレーをしないミヌに必ず勝ってみせるという気持ちが先走って、真実を無視したヨンウ。

ミヌの「参考人の証言が事実だと思ったのか。(真実に見えるよう)演じさせたことが、本当の“腹黒策士”だ」という言葉を通じて、弁護士の責任を痛感したかのように後悔と自責の涙を流した。「真実を明らかにする立派な弁護士」になることを誓ったヨンウ、そしてヨンウの挑戦と成長にまた別の刺激となるクォン・ミヌの変化と成長にも注目だ。

なお、ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』はNetflixで配信中だ。

(記事提供=OSEN)

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