女優のイ・ジウン(歌手名IU)が、映画『ベイビー・ブローカー』で“偉大”な先輩俳優たちと共演した感想を明らかにした。
6月7日、『ベイビー・ブローカー』に出演したイ・ジウンのオンラインインタビューが行われた。
俳優のソン・ガンホ、カン・ドンウォンとの初めての出会いを尋ねると、彼女は「初めての出会いは本読みの場だったが、私がそこにいる人の中で最も緊張したと思う。ソン・ガンホ先輩は現場にほとんど一番早く来ているが、本読みの時もそうだった。そうしてカン・ドンウォン先輩が入ってくる時、とても不思議だと思った。この現場に属しているのが不思議だった。すべての方々が到着して、私がここに似合う人間なのか心配になり、私だけがうまくやればいいと思った」と打ち明ける。
そして、「一緒に演技しながら感じたことは、本当にたくさん学んだ。私よりも人生をたくさん生きた、より大人の方々なので、その点においても、“私があの歳になった時、あんな大人になれるだろうか?”という部分をたくさん学んだ。先輩たちの配慮と人格的な部分に、とても感動した記憶がある」と話した。
また『ベイビー・ブローカー』で初めて共演した、2人の俳優と親しくなったきっかけを尋ねると、「むしろカンヌで、より親しくなった。撮影中、現場では先輩たちとあまり話さなかった。カンヌに行き、スケジュールは長くはなかったが、先輩と夕食をしている時、たくさん親しくなったようだ。カンヌに行く前よりも気楽に会話をしている」と教えてくれた。
特に、Netflixオリジナル『ペルソナ -仮面の下の素顔-』で共演経験があるペ・ドゥナについては、「先輩たち毎に決まったトーンがあり、現場で信じてついて行くには申し分なく、楽だった。もちろん難しい部分もあったが、先輩たちと演技する部分では常に集中するようになり、台本では感じられなかったことを演技で受け入れてくれるので、私もアクションやリアクションをする時、台本で見た時よりも理解しやすかった」と述べている。
続けて、「ペ・ドゥナ先輩と屋上で対立するシーンは、思ったより簡単に撮った。先輩が全く予想できなかったトーンで演技してくださったので、衝撃的だった。それで私も準備していたが、予想した状況と違うように流れた。それが今回の映画で、特別で貴重な瞬間の一つだった」とし、「ペ・ドゥナ先輩と同じシーンは多くなかった。3、4シーンほど台詞を交わしたが、その度にいつも台本を見て予想していた演技とは全く違う演技をしてくださったので、現場で私を大いに揺さぶった。私があまりにも安易に考えていたという気がした。ドゥナ先輩との、すべてのシーンが予想とは異なったが、より良く出てきた。先輩のおかげで、たくさんの恩恵を受けた」と明らかにした。
(記事提供=OSEN)
◇IU プロフィール
1993年5月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2008年にソロ歌手としてデビューした。芸名のIU(アイユー)は“I”と“YOU”の合成語で「あなたと私が音楽で1つになる」という意味が込められている。女性ソロ歌手としてトップに君臨しつつ、女優業も並行。2011年のドラマ『ドリームハイ』で連ドラ初出演&初主演を果たし、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』などで主演を務めた。女優業は本名の「イ・ジウン」で行う。
前へ
次へ