“韓国国民の妹”IU、イ・ジウンとしてカンヌ初参加の感想は?「数日経っても実感が湧かない」【インタビュー】

女優のイ・ジウン(歌手名IU)がカンヌ国際映画祭に参加した感想を明らかにした。

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6月7日、映画『ベイビー・ブローカー』のオンラインインタビューが行われた。

イ・ジウンは是枝裕和監督初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』で、生涯初となるカンヌ国際映画祭に参加した。

カンヌについて彼女は、「すべてがまだ実感できない。行って来たのかも、よく分からない。移動時間がギリギリで、私はカンヌを観光する時間もなかった。カンヌなのか韓国なのか分からないほど忙しい日程だったので、行ってから数日が経ったが、まだ実感が湧かないのが率直な感想」と打ち明けた。

そしてソン・ガンホが韓国人初の主演男優賞受賞という快挙を成し遂げたことについては、「とても不思議だった。生々しい発音で“ソン・ガンホ”と叫ぶが、私たちのチーム皆に鳥肌が立ったはずだ。私は鳥肌が立ったよ。気持ちの良い先輩の姿とともに、異国情緒に適応できない状況で、あまりにも多くの新しい情報が私に入ってきて見慣れなかった。ドッキリのようで不思議でもあり、舞台の上で先輩が受賞の感想を話すのも映画の一場面のようで、色々と不思議な一日だった」と話した。

(写真=EDAMエンターテインメント)イ・ジウン

続いて、「先輩と後輩たち、現場スタッフの方々は、癖のように“何であれ、作品であらわれるのは皆が一緒に作ったことだ”という話をたくさんされていた。当時、私は新人だったため、先輩にたくさん頼って埋めていくことが、私が寄与した部分と比較にならないほど大きいのに、それを分けようとする姿が感動的でもあった」とし、「実際に先輩が賞を受賞した時、そこに少しでも寄与したとは思わなかった。ところが受賞後、打ち上げで先輩が“皆が私の役割を良くし、良い評価を受け、良い賞をもらったので、皆に感謝する」という話をしてくれた。その話をしてくださったこと自体に感謝した」と伝えている。

だがイ・ジウンも、主演女優賞候補として取り上げられたことがある。彼女は主演女優賞を受賞できなかったことに対して、「全く物足りなさがなかった」とし、「初めて私たちの映画を劇場で上映してから、評論家の方々や観客の方々のレビューについて、翌日、関係者の方々が話してくれた。私たちはそういうのを探すのも、スケジュールがぎりぎりだった。関係者の方々の話では、演技について良い話が多いと言ったが、当時の私は信じられなかった。関係者の方々だから、良い話をしてくださるんだと思っていたけど、あとで時間がある時に翻訳機を通じてレビューを探してみると、“本当にこんな評価があるんだ。不思議”と思った。(カンヌ国際)映画祭には、私たちの映画以外にも多くの立派な映画が出品されていたが、その中で私の演技を印象深く見た方々がいるというのが不思議だった。監督の力なのかという気もするし、気持ちがとても良かった」と感想を述べた。

(記事提供=OSEN)

◇IU プロフィール

1993年5月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2008年にソロ歌手としてデビューした。芸名のIU(アイユー)は“I”と“YOU”の合成語で「あなたと私が音楽で1つになる」という意味が込められている。女性ソロ歌手としてトップに君臨しつつ、女優業も並行。2011年のドラマ『ドリームハイ』で連ドラ初出演&初主演を果たし、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』などで主演を務めた。女優業は本名の「イ・ジウン」で行う。

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