2021年度の韓国映画No.1の大ヒットを記録した映画『モガディシュ 脱出までの14日間』から、本作で初共演を果たした、韓国大使ハン・シンソン役のキム・ユンソクと、参事官カン・テジン役のチョ・インソンが、劇中初めて出会うファーストシーンの本編映像が解禁となった。
1990年、ソウル五輪で大成功を収めた韓国政府は国連への加盟を目指し、多数の投票権を持つアフリカ諸国へのロビー活動に励んでいた。駐ソマリア韓国大使ハン・シンソン(演者キム・ユンソク)も、なんとか政府に取り入ろうと奮闘。
その外交戦のために派遣され、遠くソマリアの空港に降り立ったのが安全企画部出身の参事官カン・テジン(演者チョ・インソン)。しかし空港に迎えは来ず、イライラしていたところ、猛スピードで車がやってくる。
そこに乗っていたのは、ハン大使と、書記官コン・スチョル(演者チョン・マンシク)。「カン参事官お疲れさま。ソウルの臭いを嗅ごう」とハン大使は大げさにカン参事官をハグする。
「1年ぶりだろ?」「タバコは?俺は吸う時間がない」「今すぐ大統領の面談に行くんだ」とカン参事官の戸惑いをよそに矢継ぎ早に話し続けるハン大使は、彼が持ってきたスーツケースを取り上げ、中身を物色する。
そして大統領への土産にするソウルオリンピックの記録ビデオを手に取り、ソマリア選手団の入場シーンがちゃんと映っていたかどうか確認したか?と聞く。「そこまでは…業務外ですよ」と口ごもるカン参事官の様子にコン書記官は文句を言うが、ハン大使はそれを諫めつつ「俺たちは大統領官邸に向かう。カン参事官は、タクシーで」と言い残し、去っていく。
そのあと大統領官邸へ急ぐハン大使は韓国の歴史的な国連加盟に向けてやっと大統領と面談ができることに意気揚々だが、当然、車が急停車!覆面をした男たちが車を襲い、窓ガラスが割られ破片が飛んでくる。さらに男たちは銃を撃ちまくり、ハン大使と書記官は「何だ?」と驚きを隠せない。この男たちはいったい何者なのか、その続きが気になる本編映像だ。さらにハン大使とカン参事官の関係性、そしてモガディシュにおける彼らの現状が、交わされる会話から一気に伝わるシーンとなっている。
大ヒット作『ベテラン』『ベルリン・ファイル』を手掛け、“韓国のタランティーノ”と称されるリュ・スンワン監督は、本作で初共演となったキム・ユンソクとチョ・インソンの共演を振り返り、「初共演とは思えないほど互いを大事に思い、気に掛けるのはもちろん、互いをより光らせようとする努力は画面にもしっかり表れている」と振り返る。
そして「日本語で最も最高の状態を表現できる言葉で書いてください(笑)!本当に素晴らしく、それ以上説明できないくらい」と2人を大絶賛。「私はいつかお二人と仕事をしてみたいと思っていました。監督という職業に就いたおかげで、この世で誰よりも先に『モガディシュ』で演技をする彼らの姿を見ることができて本当に光栄でした」と語るほどだった。
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