性的暴行で起訴、賠償金は5億円超え…韓国俳優、ドラマ制作会社への補償は前事務所と共同負担へ

2022年05月27日 話題

女性スタッフ2人に性的暴行やわいせつ行為を行った容疑でドラマから途中降板した俳優カン・ジファン(本名チョ・テギュ、42)と前所属事務所のJELLYFISHエンターテインメントを相手に、ドラマ制作会社が提起した控訴審で裁判所は、制作会社の意見を認めた。

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これを受け、カン・ジファン側は計53億ウォン(約5億3000万円)あまりの賠償金を支払うこととなった。

5月26日、法曹界によると、ソウル高等裁判所民事19-2部は前日25日、ドラマ制作会社スタジオSANTA CLAUSエンターテインメントが、カン・ジファンと彼の前所属事務所であるJELLYFISHを相手に起こした不当利得金返還控訴の1審で、原告の一部勝訴判決を下した。

裁判所は、カン・ジファンがSANTA CLAUSに対して53億8000万ウォン(約5億3800万円)余りを支給することに対し、ドラマ製作を始めた当時に所属していたJELLYFISHと共同で負担するという判決を言い渡した。

カン・ジファン

先立ってカン・ジファンは2019年7月9日、京畿道の自宅で撮影を担う外注の女性スタッフ2人と飲酒し、彼女たちが寝ていた部屋で1人に性的暴行を加え、もう1人にわいせつな行為をした容疑で逮捕され、懲役2年6カ月、執行猶予3年が確定した。

カン・ジファンはこの事件によって、当時、12話まで撮影を終えていたドラマ『朝鮮生存期』(原題)を降板し、残りの8話分は別の俳優に変わって撮影が行われた。

これに対し、制作会社はカン・ジファンを相手に計63億8000万ウォン(約6億3800万円)余りを支給せよと訴訟を起こし、1審に続いて控訴審裁判所も原告の請求相当部分を受け入れた。

制作会社側が算定した被害額は、カン・ジファンに支給された出演料15億ウォン(約1億5000万円)、制作前に締結した契約による違約金30億5000万ウォン(約3億500万円)、カン・ジファンの降板によって被った著作権販売などの損害16億8000万ウォン(約1億6800万円)などだった。

控訴審を審理した裁判所は、被害金額の相当額を認め、カン・ジファンの降板により制作会社が代替俳優に支給した出演料の一部に対しても責任があるとし、支給金額を4000万ウォン(約400万円)あまり増額した。

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