韓国ドラマ界で“OSTキング”と呼ばれる歌手K.Will(ケイウィル)が、選挙法違反との声に対して謝罪した。
K.Willは3月4日、SNSに「今日午前、SNSを通じて事前投票後にアップした投稿についてお詫び申し上げる」と始まる謝罪文を掲載した。
先立ってK.Willは同日、第20代韓国大統領選挙の事前投票に参加したことを証明する写真として、記票所内で投票用紙を撮影した写真を投稿した。
韓国中央選挙管理委員会によると、事前投票と本投票時は投票所内の撮影を禁止している。特に記票所内で投票紙を撮影した場合、2年以下の懲役または400万ウォン(約40万円)以下の罰金に処される。
その後K.Willは、誤った行動を認識し、すぐに投稿を削除した後、謝罪文を投稿した。
K.Willは「私の無知で不適切な行動をすることになり、ファンの方々をはじめとする多くの方々に不便を与えた点、深く反省している。今後さらに注意をして行動できるよう努力する」と伝えた。
オンラインを中心にK.Willは処罰を受けるべきとの声が上がったが、彼は処罰対象ではないとの意見も出ている。とある韓国メディアの取材に応じた弁護士は、「公職選挙法では記票所の中で“投票紙”を撮影した場合、処罰するとなっている。投票紙とは、投票用紙に記票の手続きを終えたものを意味する」と述べた。
つまり、どの候補者に票を投じるかのチェックを終える前の投票用紙を撮影した場合、処罰されないというわけだ。K.Willが撮影して投稿したのは投票用紙のほうだった。
なおK.Willは、ドラマ『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~』『仮面の王イ・ソン』『雲が描いた月明り』『太陽の末裔』『リメンバー~記憶の彼方へ~』『ヨンパリ~君に愛を届けたい~』『幸せのレシピ~愛言葉はメンドロントット』『星から来たあなた』など、数々のドラマOSTに参加し、“OSTキング”と呼ばれている。
K.Willの謝罪文全文は、以下の通り。
◇
こんにちは。K.Willです。
今日午前、SNSを通じて事前投票後にアップした投稿についてお詫び申し上げます。
私の無知で不適切な行動をすることになり、ファンの方々をはじめとする多くの方々に不便を与えた点、深く反省しています。
今後さらに注意をして行動できるよう努力いたします。
申し訳ありません。
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