俳優ソン・ジュンギ主演の映画『ボゴタ』(原題)が6月21日に撮影を再開した。
『ボゴタ』は、デビュー作『国選弁護人 ユン・ジンウォン』でディレクターズカット賞新人監督賞、青龍映画賞と釜日映画賞の脚本賞を受賞したキム・ソンジェ監督の次回作。
希望を失った人類が“最後の地”として選んだコロンビア・ボゴタを舞台に、より良い人生を求めて奮闘する人々の物語を躍動的に描く。ソン・ジュンギ、イ・ヒジュン、クォン・ヘヒョの出演で早くも話題になっており、昨年1月にコロンビアでクランクインしたが、新型コロナの影響で3月に撮影が中断されていた。
従来の撮影分をもとに全体のプロダクションを再整備し、6月から約3カ月間韓国で撮影を行う予定という。
最近、ドラマ『ヴィンチェンツォ』や『スペース・スウィーパーズ』で多彩な魅力を披露した俳優ソン・ジュンギは、19歳でボゴタに渡り、どん底から這い上がってボゴタの商圏の頂点に立つ男・グクヒ役を演じる。
また、ドラマ『マウス』(原題)心理描写を加えた渾身の演技を披露したイ・ヒジュンは、大企業商社の駐在員としてコロンビアに来たのち、卓越した生存力と手腕をもとにボゴタの商人として成功的に定着したスヨン役を担当。
ククヒの父とベトナム戦争の戦友であり、グクヒ一家がボゴタに渡るきっかけとなる韓国商人会長パク兵長役はクォン・ヘヒョが演じる。
彼らはボゴタの商圏の権力をめぐって共存不可能な対立、友情と牽制を激しく行き交うスペクタクルなドラマを繰り広げる予定だ。
『ボゴタ』の制作会社であるWatermelon PicturesとIDIOPLANは、「ようやく撮影が再開されただけに、防疫ルールの遵守を徹底し、スタッフ全員の安全と健康を守ることを最優先にする。安全な環境で良い映画を作るように最善を尽くしたい」と、撮影再開の感想を述べた。
身一つでボゴタに渡った19歳の少年が自分の“王国”を建設するまで、その波乱万丈な一代記を演じるソン・ジュンギの変身と、ひたすら成功に向かって走っていく者たちの熾烈な人生を描くイ・ヒジュン、クォン・ヘヒョの演技が、早くも期待を集めている。
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