2021年5月の韓国歌謡界は人気ボーイズグループのカムバックで盛り上がっている。
第2世代アイドルの代表ともいわれているグループHIGHLIGHTのカムバックを皮切りに、BTS(防弾少年団)」やNCT DREAM、TOMORROW X TOGETHER(以下、TXT)といった多様なグループが歌謡界を熱く盛り上げる。大型ボーイズグループが新しいアルバムで帰ってくることから、激しい競争が予想される。
やはり最も注目されているのは断然BTSだ。BTSは21日13時にニューデジタルシングル『Butter』で舞い戻る。2020年11月にリリースしたアルバム『BE』から半年ぶりとなり、シングルとしては同年8月の『Dynamite』から9カ月ぶりだ。
ダンスポップベースの楽しい軽快な雰囲気の新曲『Butter』は、『Dynamite』に続く2枚目の英語曲である上、夏に照準を合わせたサマーソングという点でも高い期待を集めている。
新曲による記録も1つの注目ポイントだ。BTSは“記録製造機”というニックネームにふさわしく、毎瞬間のようにK-POPの新記録を更新し続けている。2020年は『Dynamite』『Life Goes On』などでアメリカのビルボードメインシングルチャート「ホット100」で1位を記録。最近では日本語曲の『Film out』も同チャートにランクインし、韓英日3カ国語でチャートインするという最初の記録を打ち立てた。そして今回の新曲で、もう一度トップに立つことができるのか、全世界の注目が集まっている。
続いて“7人”として再集結したNCT DREAMも、デビュー5年目にして初のフルアルバムでカムバックを果たした。今回のアルバムはNCT DREAMの成長を見守ってきたファンにとって、大きなプレゼントのような作品になるものと見られる。2016年に満15歳でデビューしたNCT DREAMは、『Chewing Gum』『We Young』『We Go Up』『GO』など多彩な楽曲で愛されてきたが、今回のリード曲『Hot Sauce』で強烈な魅力を披露する。
このニューアルバムは171万枚の先行予約を記録して初のミリオンセラーとなり、NCT DREAMの熱い人気を再認識させた。3年連続米ビルボードで「今年の21歳以下アーティスト21」に選ばれ、“グローバルルーキー”として注目を浴びるNCTD REAMが、今回のアルバムで勢いに乗って国内だけでなく海外でも爆発的な成長を遂げることができるか注目されている。
「第4世代アイドル」も欠かせない存在だ。Big Hitエンターテインメントの次世代リーダーTXTは31日、2ndフルアルバム『The Chaos Chapter: Freeze』を発表する。BTSの弟分グループと称されるグループだけに、先輩たちのような世界を視野に入れた活躍も期待されている。
彼らは『minisode1:Blue Hour』で米ビルボードメインアルバムチャート「ビルボード200」で25位となり、自己最高記録を打ち立てた。またビルボードの「トップアルバムセールス」と「トップカレントアルバムセールス」「ワールドアルバム」でもいずれも1位を占める底力を誇示していおり、今回のニューアルバムでは、それ以上の結果を残せるのかに関心が集まっている。
2020年にMnetのオーディション番組『Road to Kingdom』で注目されたグループONEUSも11日、5thミニアルバム『BINARY CODE』でカムバックし、リード曲の『BLACK MIRROR』で活動を再開している。アルバムの発表するたびに“自己最高記録を更新”し、美しい成長曲線を描いてきたONEUSが、ニューアルバムで再び“キャリアハイ”を達成できるか要注目だ。
カムバックを控えた大型ボーイズグループが出撃準備を終えた。これまでよりもさたに成長した姿と楽曲で、5月の韓国歌謡界を盛り上げるカムバックの熱気が続いている。新型コロナ禍の中でも、しっかりとしたファンや認知度で地道なグローバル活動を見せてきたグループたちが一斉にカムバックしたということもあり、期待値は非常に高い。
とある音楽関係者は、「国内だけでなく海外でも活躍が目立つボーイズグループが相次いでカムバックする。世界的な地位を証明しようとするBTSや、彼らに続いて跳躍しようとするK-POPボーイズグループの挑戦が目立つ」と話している。
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