日本企業が「10億円横領した情況が発覚」 バルセロナの神戸戦中止に韓国プロモーターが声明「強力な法的措置に着手する」

2025年07月24日 サッカー

バルセロナが今週末に日本で予定していたヴィッセル神戸とのプレシーズンマッチ“中止”を電撃的に発表したなか、韓国のプロモーター企業が声明を伝えた。

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バルセロナは7月24日、公式SNSなどを通じて「プロモーターによる重大な契約違反のため、来週日曜日に日本で予定されている試合への参加を中止せざるを得なくなったことを発表する」との声明を発表した。

これにより、7月27日にノエビアスタジアム神戸で開催予定だったヴィッセル神戸とのプレシーズンマッチは、開催3日前にして突如キャンセルとなった。

当初、バルセロナはアジアツアーの一環として日本と韓国を訪問する予定だった。

まずは日本入りして27日に神戸と対戦した後、韓国に移動。7月31日にソウルワールドカップ競技場でFCソウルと、8月4日に大邱(テグ)スタジアムで大邱FCと対戦するスケジュールとなっていた。

神戸戦は「ヴィッセル神戸30周年記念チャリティーマッチ『FRIENDLY MATCH』」として、神戸市、一般社団法人兵庫県サッカー協会、一般社団法人ヴィッセル神戸スポーツクラブ、神戸商工会議所による「ヴィッセル神戸チャリティーマッチ実行委員会」の主催、楽天ヴィッセル神戸株式会社および株式会社ヤスダグループの主管で開催される予定だった。

「ヤスダグループが10億円を横領した情況発覚」

そんななか、バルセロナが来日中止を電撃発表。声明でも「韓国でのサマーツアーについては調整を検討する予定だ。もし、条件が満たされた場合、クラブは近日中に韓国へ出発する」と伝えていたことから、韓国訪問のスケジュールも正常通り進められるか、不安の声が広がっていた。

バルセロナ
(写真提供=ロイター/アフロ)バルセロナ

ただ、バルセロナの今夏アジアツアー全体を統括する韓国のプロモーター企業D-Driveは即座に声明を発表。「韓国におけるすべてのスケジュールは支障なく、計画通りに進められる」「選手入国、親善試合、ファンイベント及び公式イベントまで、クラブと協力して完璧に準備している」と強調した。

D-Driveのハム・スル代表は「日本側のプロモーターであるヤスダグループが、日本のスポンサーである楽天から受け取る予定だった試合代金の残金100億ウォン(日本円=約10億円)を横領した情況が発覚した。これに伴い、バルセロナは日本での試合開催をこれ以上進められないと判断した」とし、「今回の事態は日本側による一方的な問題であり、韓国ツアーとは一切関係がない」と明言している。

また、ハム代表は「日本での試合中止によりファンの皆さまが懸念するかもしれないが、韓国ツアーはむしろ、より徹底して完成度の高い準備が進められている。バルセロナ側との綿密な協議を通じて、韓国ツアー関連のすべての日程と準備がすでに相当部分終了しており、現在も関係機関および運営パートナーとも安定的な協力体系を維持している」と説明した。

さらに、「予定された試合や各種の付帯イベントなど、すべてが安全に進められる予定であり、ファンの皆さまの期待を越える水準でイベントを運営する計画だ」とコメント。「今回の韓国ツアーはバルセロナが最も重要だと考えているスケジュールの一つだ。クラブ幹部および選手全体が、韓国のファンと会えることを心から楽しみにしている」と伝えた。

なお、D-Drive側は「ヤスダグループによる資金横領および契約不履行の事案については、アジアツアー全体のプロモーターであるD-Driveが、別途強力な法的措置に着手する予定だ」と明らかにしている。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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