初回放送から最終回まで熱い関心が冷めることを知らなかったドラマ『王になった男』(tvN)。主演を務めるヨ・ジングが劇中で見せた圧倒的な演技は、視聴者から大きな反響をもたらした。
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なかでも、3月4日に放送された最終回では、ヨ・ジングの感情的な演技が見る者の心を奪った。
大切な同志が命を落とし、熱い涙を流すハソン(ヨ・ジング)。しかし、悲しみに暮れるのもつかの間、仲間を失った憤りが極限に達したハソンはためらうことなく反逆者たちに刃を向け、復讐を遂げる。
行き場のない悲しみの爆発から、冷徹な復讐心まで。ヨ・ジングはハソンの感情の変化を見事に表現した。
その後、ハソンは王の影武者としての生活を終えて平民に戻る決意をした。一方で、ハソンを傍で見守ってきたソウン(イ・セヨン)は王妃の身分を捨てて一足先に宮廷を去っていた。しかし、ハソンに降りかかった思わぬアクシデントによって、宮廷を出た2人が再び会うことはなかった。
2年の時を経て、もう二度と会うことはないと思っていた2人は運命的な再会を遂げる。物語はハソンとソウンの熱い抱擁で有終の美を飾ったのだ。
『王になった男』でお茶の間に舞い戻った俳優ヨ・ジングの存在感は、登場シーンから強烈だった。