ドラマ『女神降臨』低視聴率なのに“お祭りムード”の理由?話題性だけは「敵なし」

2021年02月04日 テレビ #韓国ドラマ

最終回を2月4日に迎えるtvNドラマ『女神降臨』が、お祭りムードだ。

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視聴率は他のドラマに比べると高いとは言えない4%前後だが、話題性においてはトップレベルの人気を博している。

その人気ぶりは、ドラマのスポンサー提案や出演陣への広告オファーで証明されている。

ある関係者は「話題性が高く、端的には俳優たちインスタグラムのフォロワー数が増えている。ビジュアル撮影や広告のオファーも多く、人気を体感している」と明らかにした。

別の業界関係者も、「『女神降臨』は大量のPPL(Product placementの略/間接広告)を受けた。視聴率はイマイチでも、PPLでたくさん稼いでいるので制作会社は喜んでいる」と伝えた。

制作会社のBON FACTORYは、「人気ウェブ漫画を実写化したことだけでも大きな話題になった。MZ世代をターゲットにするコンテンツだけに、広告主たちの関心も高かったため、衣類や美容ブランドとのコラボを行うことができた。ターゲットが決まったドラマだったので、現在の視聴率も満足だ」と述べている。

(画像=tvN)ドラマ『女神降臨』キービジュアル

『女神降臨』は、中国発ブランドの過度なPPLで議論があったのも事実だ。中国資本の影響力を懸念する声もあった。しかし、それよりも先に滑らかな演出ができなかったことへの残念さが大きく、不自然な設定に対する批判は避けられなかった。

それにも関わらず、多くのドラマ関係者たちが『女神降臨』に関心を寄せている。『女神降臨』こそ、中国との関係が少し改善できるというバロメーターになれると見ているからだ。同作の話題性は韓国だけでなく、中国にも伝わっている雰囲気であるため、注目を集めている。

ドラマ『ペントハウス』(原題、SBS)や、『悪霊狩猟団:カウンターズ』のように、視聴率と話題性が共に高いのが理想的だ。しかし、多くのドラマ関係者たちは「視聴率は神の領域」と口を揃え、とりあえず話題性だけでも掴もうとしている。話題性のために20代から40代の女性、10代から20代の若い層をターゲットにしたウェブ漫画やウェブドラマから素材探しに奔走する格好だ。 

とある業界関係者は言う。

「メディア環境が変わったいま、もう視聴率を人気の基準にするのは難しい。もちろん、高視聴率=人気が高いことだが、聴率が低いからといって人気がないとも断定できない状況だ。視聴率を補完するのが話題性で、話題性が高いドラマや俳優にスポンサーがつくというのは、つまり、お金になるということなので、話題性も重要な尺度になっている」

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