NCTのテンが、初のソロコンサートツアーの幕開けとなるソウル公演を盛況のうちに終えた。
テンは4月12・13日の2日間、ソウル・ブルースクエアSOLトラベルホールで「2025 TEN CONCERT 1001 MOVEMENT ‘STUNNER’ IN SEOUL」を開催した。
最終日の公演は、グローバルプラットフォーム「Beyond LIVE」と「Weverse」で同時生配信され、アメリカ、ドイツ、日本、台湾など、世界中のファンがテンの初ソロコンサートを楽しんだ。
「すべての動きが自分を語り、完成させる」というキーワードを掲げた今回の公演では、テンがこれまで築き上げてきたアーティストとしてのアイデンティティとストーリーを、多彩なパフォーマンスと演出で表現した。
テンは自身をギリシャ神話に登場する魅惑的な存在「セイレーン」に見立て、キューブ型のLED構造物をメインステージに配して「セイレーンとして新たに生まれ変わる自分」を象徴的に描いた。
ソロデビュー曲『Nightwalker』で公演の幕を開けたテンは、『ON TEN』『BAMBOLA』『Dangerous』など、ファンキーかつHIPな雰囲気のステージで序盤から強烈なエネルギーを放った。さらに、音楽番組でソロ初の1位を獲得した新曲『STUNNER』や『Shadow』『New Heroes』など、多彩なステージを次々と披露した。
特にテンは、階段を使ったクールなパフォーマンスが印象的な『Enough For Me』や、アイマスクをつけてダークなムードを漂わせた『Sweet As Sin』など、3月にリリースした2ndミニアルバムの収録曲のステージを初公開した。
また、水槽の中から登場して官能的なパフォーマンスを見せた『Water』や、圧倒的なダンスが際立つ『Birthday』などで、“アーティスティック・パフォーマー”としての存在感をあらためて印象づけた。
さらに、切なくて温かみのある『Lie With You』、LEDスクリーンで蝶の羽を演出し感性を高めた『Butterfly』、WayVの『Call Me』のソロバージョン、そしてLady GagaとBruno Marsの『Die With A Smile』のカバーなど、バラードでもファンを魅了した。
また、『Baby Don’t Stop』『Steady』『Smoothie』『Kick It』『Baggy Jeans』など、NCTのヒット曲を盛り込んだメドレーステージも展開し、爆発的な反応を呼んだ。
昨年のファンコンサートツアーのオープニング曲『Paint Me Naked』や、軽快でリズミカルな振付が心地よい『Waves』をアンコール曲に選んだテンは、最後までファンの大きな歓声と合唱を引き出した。
終演後には「スタッフの皆さんとファンの皆さんが良いエネルギーをたくさんくださったおかげで、初コンサートをうまくやり遂げることができました。この日は一生忘れられないと思います」と感謝の気持ちを述べ、公演の幕を閉じた。
なお、テンは4月19・20日にバンコク、26・27日に上海でツアーを続け、5月には大阪、福岡、東京、名古屋を巡る初の日本ツアーも開催予定だ。
(記事提供=OSEN)
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