MAMAMOOのファサが、自身初となる北米ソロツアーを終えた心境を語り、韓国国内でたびたび物議を醸してきた“表現の自由”についても言及した。
4月5日に公開されたYouTubeチャンネル「記者の私心インタビュー」の動画では、「最近のクイーンのマインド 志望性は必見 ファサ編」と題し、ファサが北米公演を振り返る姿が映し出された。シアトル、オークランド、ロサンゼルス(LA)などを巡ったツアーを終えた彼女は、率直な思いを明かしている。
「アメリカ公演を準備するにあたり、韓国とは異なる点で特に気をつけたことは?」と問われたファサは、「制限なくやろうと思った」と回答。「韓国では“どこまでやっていいか”といったことを考えるが、アメリカではそうした心配なしに準備できて、本当に楽だった」と語った。
特にLA公演では、ボディラインを強調するショート丈のボディスーツで登場し、力強いステージを披露。現地ファンからは歓声が飛び交い、ファサは“Mother(母なる存在)”と呼ばれたという。“Mother”とは、堂々としたカリスマ性を持つ女性に対する最大級の敬意を示すスラングで、観客からは「Slay!(最高!)」との声も上がった。
一方で、ファサのパフォーマンスはこれまで韓国国内でたびたび議論の的となってきた。2018年の『Mnet Asian Music Awards(MAMA)』では、胸元が大きく開き、臀部が半分露出した真紅のボディスーツ姿で登場し、“過度な露出”だと批判された。
さらに2023年には、ある大学の学園祭で過度に過激な表現を含むダンスパフォーマンスを披露したことで、一部の保護者団体から公然わいせつ罪で告訴される事態に発展。この件に関しては、警察・検察の双方が「嫌疑なし」と判断している。
自由な自己表現を求めるファサにとって、今回の北米ツアーはまさに“解放”の場だったのかもしれない。韓国国内での議論を超え、彼女は自身のスタイルを貫きながら、グローバルな舞台で新たな一歩を踏み出している。
◇ファサ プロフィール
1995年7月23日生まれ。2014年、4人組ガールズグループMAMAMOOの最年少メンバーとしてデビュー。グループではボーカルとラップを担当。『Piano Man』『Um Oh Ah Yeh』『Decalcomanie』『Yes I am』『Dingga』『AYA』など、数多くのヒット曲で高い影響力を見せつけた。2019年には『TWIT』でソロデビュー。ステージで見せる個性的で、洗練されたパフォーマンスが話題になることが多い。
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