“妻(65)の姉”の胸を触って股間を押しあて…無罪訴えた韓国元アナタレント(61)が有罪になったワケ

2025年01月24日 話題

元アナウンサーでタレントのユ・ヨンジェ(61)が、妻・女優ソヌ・ウンスク(65)の実姉にわいせつ行為をした疑いで実刑を言い渡された。

【写真】韓国留学中に監禁→犯されて妊娠した女性

裁判所がユ・ヨンジェの容疑を有罪と判断した理由は何だろうか。

2022年にソヌ・ウンスクと結婚し、2024年に離婚したユ・ヨンジェは、2023年から5度に渡ってソヌ・ウンスクの姉A氏の身体を触るなど、強制わいせつをした疑惑を受けている。ユ・ヨンジェは警察と検察の調査でも疑惑を否認したが、検察は懲役5年を求刑した。

「食器を拭いていると…」

そして1月23日、水原(スウォン)地裁・城南(ソンナム)支部の刑事1部では、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(親族への強制わいせつ)の容疑で起訴されたユ・ヨンジェに、懲役2年6カ月が言い渡された。併せて、40時間の性暴力治療プログラム履修、5年間の児童・青少年・障害者関連機関への就職制限が命じられている。

二次公判では被害者本人が証人として出席したことも話題に。「(ユ・ヨンジェが)胸を触ってきた。食器を拭いているとユ・ヨンジェが近寄ってきて、突然私を後ろから抱きしめて私の耳もとで“よく寝た?”と囁いてきた。私のお尻に股間を押し当ててきた。それで叱ると何事もなかったかのように冷蔵庫から水を一本取り出し、(部屋から)出て行った」などと主張した。

ユ・ヨンジェ、ソヌ・ウンスク
(写真=各所属事務所)ユ・ヨンジェ(左)とソヌ・ウンスク

裁判所は判決文で、被害者(ソヌ・ウンスクの姉)の供述が非常に具体的で、一貫していると説明するとともに、「これは経験と照らし合わせてみても、矛盾点や非合理的な部分がない」とし、「証拠として認められる事実と情報をまとめると、ユ・ヨンジェが親族関係を悪用して被害者に5度も強制わいせつしたと十分に認められる」と述べた。

同時に、被害者が虚偽の陳述をする動機が全くないことも指摘し、「様々な事情を総合すると、被害者の主張をむやみに排斥できないというのが最高裁の一貫した判例」と付け加えた。刑が宣告された直後、逃走の恐れがあるとしてユ・ヨンジェは法廷で身柄を拘束されている。

このような宣告に対して、ソヌ・ウンスク側は「今回の司法府の常識ある判決を尊重する。今後、社会の構成員たちが家族間の性暴力問題について、もう一度考えてる契機になってほしい」と声明を発表した。

ただ、被害者であるはずのソヌ・ウンスク姉妹は、事件が明るみになって以降、継続して二次被害に苦しんできた。そのため「インターネットやユーチューブ上での侮辱、嘲弄、名誉毀損、性的卑下など、姉妹は判決結果が出る前まで数え切れないほどの二次加害により、深刻な精神的被害にあった」として、「インターネットおよびユーチューブ上のコメントなどを通じて、嘲弄と侮辱、デマによる名誉毀損を行った方々には、1週間の猶予を差し上げますので削除してほしい」とに訴えている。

最後に「1週間後に発見された二次加害コメント、動画などに対しては法的措置を取る予定」とし、「今回の判決を契機に、性暴力被害者が嘲弄や侮辱を受けず、二次加害から保護される世の中になることを心より願う」と付け加えた。

弁護士の解説

ユ・ヨンジェとソヌ・ウンスクは昨年4月、離婚を発表した。理由は性格の違いだ。だが、その後、ユ・ヨンジェの三重婚、事実婚などの疑惑が膨らんだ。ソヌ・ウンスクはテレビで三重婚は事実であり、認知した状態で結婚したと明らかにした。

また、事実婚疑惑に対しては「私も記事を見て知った。私と結婚する前の問題が、そのように深い時間を持った関係だったとすれば、私は8日で結婚を承諾もしなかっただろうし、やはり婚姻届も出さなかっただろう」と発言し、衝撃を与えた。

ソヌ・ウンスク姉への強制わいせつが明るみになったのは、その後のことだった。当時、ユ・ヨンジェは自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を実施。彼は激昂した様子で「死んでも消えない、刑罰のようなセクハラというレッテルをユ・ヨンジェに貼った。私がこのまま死ねば、汚いセクハラが事実として残るので、法的に争うことになった」と悔しさを訴えた。

だが、これと関連してノ・ジョンオン弁護士は本サイト提携メディア『OSEN』に「セクハラのレッテルではなく法的な強制セクハラだ。そして本人がこれを刑事上の犯罪行為ではなく、レッテルだと考えるなら、女性に対する性意識が歪曲されていると思うので反省する必要があるようだ」と指摘した。

実際、ノ・ジョンオン弁護士は発表当時、『OSEN』の電話取材に応じ、「ユ・ヨンジェが強制醜行した事実を認めた。“(姉が)寂しそうに見えたからやっただけで、セクハラするつもりはなかった”と言っていた。行為は認めながらも、セクハラの意図ではないと弁解した」と伝えたことがある。そして「同じ脈絡だ。“私はそのような行為をしたことがない”と言わず、ただ巧妙に、素敵なことのように話していた。“汚いセクハラのレッテル”というのはセクハラの意図はなかったが、私をセクハラ犯に追い込んだという意味だろう。ところが、そのような行為は刑事上の強制わいせつに該当する犯罪行為」と強調した。

また、ライブ配信当時、ユ・ヨンジェは「離婚協議書には離婚に関する一切の事実を第三者に漏らさず、その秘密を厳守することにするという合意文がある。私は礼儀正しく別れたかった。別れる際も約束を徹底的に守るのが礼儀だと思ったし、今もその考えには変わりがない」と話していた。

ノ・ジョンオン弁護士は離婚に関する発言に対して、「礼儀正しく別れたければ、妻の姉に対する礼儀を守らなければならなかった」と声を高めた。そして、「婚姻上の秘密保持条項と妻の姉に何の関係があるのか。強制わいせつの被害者は妻の姉であり、妻の姉が告訴したのだ。犯罪行為は秘密保持義務の対象ではない。合法的なものだけが秘密維持義務の秘密で、保護価値のある秘密」と強調した。

その後、ユ・ヨンジェは当該ライブクリップ映像を削除。そしてソヌ・ウンスクは現在、婚姻取消し訴訟を進めている。

(記事提供=OSEN)

【画像】芸能界、権力者の“性加害”は韓国でも…未成年も対象か

中居クンのスキャンダルが韓国でも話題「性上納」

【画像】嫌がる連れ子に“性的虐待”する継父…

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集