女優の広末涼子が現行犯逮捕されたことについて、韓国でも衝撃が広がっている。
4月8日、静岡県警掛川署が傷害の疑いで広末涼子を現行犯逮捕した。同署によると、広末涼子は午前0時20分ごろ、島田市内の病院で治療を待っていた最中に看護師の女性を蹴ったり、腕を引っかいたりしてけがを負わせたという。
この衝撃的なニュースは、韓国でも報じられている。
韓国メディアは「日本のトップスター広末涼子、看護師暴行容疑で現行犯逮捕」「“不倫波紋”の広末涼子、看護師暴行容疑で逮捕」「“国民の妹”の没落、日本女優広末涼子、現行犯逮捕」といった見出しを打って、ニュースを報じた。
今回の韓国での報道を見ると、広末涼子についての説明はほとんどない。「広末涼子は1990年代後半から2000年代初頭にかけてアジア地域で大きな人気を博した俳優」（『Newsen』）と、簡単に説明されている程度だ。
これは逆説的に、広末涼子が韓国でも説明不要なほど名を知られる存在であることを意味している。
韓国で広末涼子が有名なのは、1998～2004年、同国で日本文化の輸入制限が撤廃されたことに関係する。この時期、日本のドラマや映画が輸入されるようになり、1998年以前に公開された『Love Letter』を含め、『鉄道員（ぽっぽや）』『秘密』などが韓国でヒットした。
そのうち、『鉄道員（ぽっぽや）』と『秘密』の2作品に出演しているのが広末涼子だった。つまり、彼女は日本映画を韓国に知らせた先駆者のような存在なのだ。
特に『秘密』は、日本よりも3年遅れた2002年に韓国で公開されたがヒットし、韓国での知名度が急上昇した。韓国では、優れたビジュアルの女優としての印象が強いのもそのためだ。
2002年末には韓国でファンミーティングを開催。これが最初で最後の韓国ファンミーティングとなっているが、当時、空港を麻痺させる海外スターとして話題になった。2013年の訪韓時も多くの人が駆け付けたと報じられている。
それほど有名女優であるため、有名シェフ鳥羽周作氏とのダブル不倫が話題になったときも、「日本の“初恋のアイコン”広末涼子、不倫認定」「広末涼子がまた…」など、韓国メディアが広く報じていた。
いずれにしても「日本のトップスター」「国民の妹」「初恋のアイコン」が現行犯逮捕され、韓国でも少なくない衝撃が広がっている。
（文＝スポーツソウル日本版編集部）
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