ガールズグループf(x)のメンバーだったソルリさんの実兄A氏が、3月31日に行われた俳優キム・スヒョンの記者会見に対して批判的な意見を述べた。
A氏はキム・スヒョンの記者会見後にライブ配信を実施。「これはあくまで私の推測だが、キム・スヒョンさんは普段からオールブラックの服装を好むと聞いている。でも今日は“オールブラックの最上級”という印象だった」と述べ、「本当に不安定な人は、自分の服装にそこまで気を使わないものだ。彼の様子は、心理的に安定しているように見えた」と語った。
また、キム・スヒョンが涙を見せたことについても、「泣いているように見せていたが、表情は落ち着いていた」「“謙虚な俳優になります”と授賞式では言っていたのに、“スター”と自称していた。自分を持ち上げすぎでは」と批判した。
さらに、「どうせ認めないと思っていたから、無表情で見た。驚きも怒りもない」「演技かどうかは分からないけど、何か“計算”しているように感じた」とも感想を述べている。記者会見中の「自分は失うものが多い」という発言についても、「持っている人が失うものが多いのは当然のことだ」と冷ややかに受け止めた。
ほかにも、「一体なにがそんなに“悔しい”のか分からない」「120億ウォン(約12億円)が最終目標なのか?故人に対して、まったく申し訳なさがなかった」としている。
A氏は3月21日より、キム・スヒョンに対する意味深なSNS投稿を続けている。28日にはあるメディアを通じて、2017年の映画『リアル』にソルリさんが出演した際、「台本にキム・スヒョンとのベッドシーンの詳細が記されていなかった点」「裸体シーンの代役が現場にいたにもかかわらず使用されず、ソルリさん本人に撮影を強要した点」「当日、代役が体調不良で来られなかったという説明と異なり、実際には現場にいたという証言がある点」などを主張した。
こうした問題に対し、A氏はキム・スヒョンと『リアル』を手がけたイ・サラン監督に説明責任を求めている。
一方、同日、ソウル・麻浦(マポ)区のスタンフォードホテルでキム・スヒョンは、弁護士とともに記者会見を実施。未成年だったキム・セロンさんとの交際について「事実無根」と否定したほか、暴露系YouTubeチャンネル・カロセロ研究所が未成年交際の証拠として提示してきたメッセージアプリのやり取りや映像を「捏造されたもの」と断言。これらを証明するため、2016年と2018年のメッセージアプリのやり取りを第三者機関に提出した結果、「同一人物によるものではない」との判定が出たと説明した。
そしてキム・スヒョンの代理人はキム・セロンさんの遺族たち、カロセロ研究所の運営者を名誉毀損で刑事告訴し、さらに120億ウォン(約13億円)の損害賠償請求を民事訴訟として提起したことも明らかにした。
キム・スヒョンは会見で、「やったことについては非難されても仕方がないが、やっていないことについては明確に否定したい」「信じてほしいとは言わない。証明してみせる」と涙ながらに訴え、今後も争うという強い覚悟を見せた。
(記事提供=OSEN)
◇ソルリさん プロフィール
1994年3月29日生まれ。本名チェ・ジンリ。2005年に韓国SBSの時代劇『薯童謡』で子役として芸能界にデビュー。2009年にはガールズグループ「f(x)」のメンバーとして、歌手デビューした。2015年にグループを脱退し、その後は女優やタレントとして活動。2019年10月14日、突然この世を去った。享年25歳。
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
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