俳優キム・スヒョンの過去の私生活をめぐる騒動が連日熱を帯びるなか、ガールズグループf(x)出身のソルリさんにベッドシーンを強要したという疑惑が浮上した、キム・スヒョン主演映画『リアル』がNetflixで2位に再浮上した。
4月1日、Netflixによると、映画『リアル』は韓国の映画TOP10ランキングで2位に上昇した。1位は最近公開された『啓示』、3位も同じく最近公開された海外映画『エレクトリック・ステイト』であるため、注目を集める過去作品となっている。
これは『リアル』の主演であるキム・スヒョンの私生活議論に加え、共演したソルリさんにベッドシーンを強要したという疑惑が取り沙汰された影響とみられる。
ソルリさんの遺族が3月28日に立場を表明し、代役がいたにもかかわらず、ソルリさんがベッドシーンを含む撮影を強いられたと主張したのだ。
ソルリさんの遺族は、大きく3つの疑惑を提起した。
『リアル』の撮影当時、ソルリさんとキム・スヒョンのベッドシーンが初期の脚本には具体的に描かれていなかったこと、そのシーンにソルリさんの代役が現場にいたにもかかわらず撮影を強要されたこと、そして代役が病気で現場に来られなかったという説明があったが実際には現場にいたということだ。
これに関連して、ソルリさんの実兄は3月31日にSNSでライブ配信を行い、「暴露をしたのに『リアル』側やキム・スヒョン側からの回答がない」と批判した。
実際、同日、キム・スヒョンは法律代理人と共に記者会見を行ったが、その場では自身の過去の恋人であったキム・セロンさんとの未成年交際疑惑に対する立場を表明する内容に終始した。
そのため、ソルリさんのベッドシーンや『リアル』に関する言及はなかった。
2017年に公開された『リアル』は、カジノ「シエスタ」を奪われる危機に瀕した組織のボス、チャン・テヨン(演者キム・スヒョン)の前に裏社会の大物が現れることで繰り広げられる物語を描いた。
キム・スヒョンが一人で複数の役を演じ、異母兄弟で所属事務所ゴールドメダリストの代表であるイ・ロベ(イ・サラン)が監督を務めた。
特に同作にはソルリさんのほか、イ・ソンミン、ソン・ドンイル、チョ・ウジンといった実力派俳優たちが出演した。さらに、スジ、アン・ソヒ、IU、パク・ソジュン、ダソムなどの豪華なカメオ出演陣も注目された。
また、公開当時は過激なシーンでも話題となった。しかし最終的な観客動員数は約47万人にとどまり、興行的には失敗。キム・スヒョンの一人多役の設定に対しては「難解」「駄作」といった酷評が相次いだ。
(記事提供=OSEN)
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
◇ソルリさん プロフィール
1994年3月29日生まれ。本名チェ・ジンリ。2005年に韓国SBSの時代劇『薯童謡』で子役として芸能界にデビュー。2009年にはガールズグループ「f(x)」のメンバーとして、歌手デビューした。2015年にグループを脱退し、その後は女優やタレントとして活動。2019年10月14日、突然この世を去った。享年25歳。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
■【キス写真】キム・スヒョン、突然この世を去った未成年と交際疑惑
前へ
次へ