撮影中に文化財を破壊したと物議を醸した韓国ドラマが、問題の撮影部分をすべて廃棄することを決定した。
1月15日、韓国放送局KBSの関係者は、複数の現地メディアを通じて「新ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』の屏山(ピョンサン)書院での撮影シーンは全て廃棄された」と発表。
『主役の初体験、私が奪っちゃいました』は、恋愛ファンタジー小説の脇役に異世界転生した平凡な女子大生が、物語の主人公ナムジュと“一夜を過ごした”ことから始まる物語。映画『グランメゾン・パリ』に出演している2PMのオク・テギョン、少女時代のソヒョンが主演を務める。
人気アイドルグループの2人が主演を務めるとあって、注目を集めている本作だが、放送前からトラブルを起こしてしまった。1月初頭、撮影中にユネスコ世界文化遺産にも登録された屏山書院に小道具を設置する際、釘を打ち付けて穴をあけていたことが判明し、物議を醸した。
屏山書院が位置する安東(アンドン)市が問題のシーンの全廃棄を要請すると、文化財損壊に対する責任を負うとしたKBSは要求を受け入れ、廃棄を決めた。
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